漫画『ONE PIECE』(ワンピース)最終章にて、黒ひげ海賊団とハートの海賊団が激突!
幹部ほとんどが能力者となっている黒ひげ海賊団はかなり強そうです。
ただ、ハートの海賊団も鬼ヶ島で修羅場をくぐったので、クルー全員がレベルアップしているのではないでしょうか。両海賊団のメンバー・戦力・戦いの行方を考察します。
そしてローの運命に関わる伏線がワノ国終盤にあったので、そちらもご紹介します!
スポンサーリンク黒ひげ海賊団vsハートの海賊団の戦力検証
ここで考察するのこちらの漫画。
尾田栄一郎著『ONE PIECE』(ワンピース、集英社)既刊103巻
このワンピース1063話にて、黒ひげ海賊団がハートの海賊団を強襲。
最初は逃げようとしたハートの海賊団ですが、船を潰されそうになったり、女にされたり、山をけしかけられたりした結果、全面対決へと突入…。
黒ひげの目的はロードポーネグリフを奪うこと、彼らの戦いはどうなるのでしょうか。
両海賊団の力やイレギュラーな要素なども含めて分析・考察します。
スポンサーリンクメンバー構成・悪魔の実・懸賞金
まずは両海賊団のメンバー構成や懸賞金、特徴を見ていきましょう。
黒ひげ海賊団のメンバー
黒ひげ海賊団は単行本24巻222話(名前とシルエットだけは15巻133話)から出ていて、最初は黒ひげとバージェス、ヴァン、ラフィット、ドクQの5人だけでした。
しかしその5人で旧・ドラム王国を滅ぼすほどの実力を持ち、56巻ではインペルダウンを訪れて凶悪囚人を多数スカウト。
その中から残りの幹部が出ました。
十番船船長だけは不明ですが、大将を辞めた青雉クザンがその有力候補です。
青雉クザンと何かしている雰囲気の黒ひげ海賊団[3]ワンピース単行本72巻720話より引用
黒ひげと何やら協力していることをにおわせる描写もあったからです。
さらに新世界で「能力者狩り」を行って、奪った悪魔の実を仲間に供給し、戦力を強めているようです。
ジンベエが注意喚起していた能力者狩り(単行本66巻650話より引用)
ワンピース92巻925話でも姿を消したり、マネたりしていましたが、1063話では山を持ったり、海を割ったりとやりたい放題に拍車がかかっています。
また、1063話でドクQの愛馬ストロンガーにも「ウマウマの実 幻獣種 モデルペガサス」を食べさせていることも判明。
馬にまで使えるほど奪った悪魔の実が豊富なことがうかがえます。
懸賞金は黒ひげ以外は最新の金額が分かっていませんが幹部は全員億越えのはずだし、ルフィ率いる「麦わらの一味」のトータルバウンティも88億1600万1000。
黒ひげ海賊団のトータルバウンティも100億近いでしょう。
スポンサーリンクハートの海賊団のメンバー
ハートの海賊団は上の表からも分かるとおり、何人か名前が分かっている程度で戦力の情報がほとんどありません。
「キャプテーン!!」って叫んでいるイメージが強いですが、新世界を航海してきた一味だし、鬼ヶ島では百獣海賊団相手にも立派に戦っていました。
鬼ヶ島でキャプテンを応援したり助けたり助けを求めたりするハートの海賊団[4]左上から103巻1041話、1039話、1046話、1043話より引用
かなりの実力と根性はあるでしょう。
ローが主人公の小説(尾田 栄一郎、坂上 秋成著『ONE PIECE novel LAW』JUMP j BOOKS、2020年)にはミンク族のベポが月の獅子(スーロン)に変身して巨大化するシーン、ペンギンとシャチも子供のころからローとベポと修行したという描写がありました。
ベポがミンク族らしい実力を発揮する、潜水艦ならではの奇襲を仕掛ける、連携プレーといった展開も期待できます。
【10/24追記】北の海(ノースブルー)出身のクルーたちの奮闘、ジャンバールの盾等、やはり強者の船!
スポンサーリンク結論:黒ひげ海賊団が優勢、キャプテン同士の闘いへ
比較してみると人数、能力者の数、懸賞金の額、凶悪性が全然違いますね。
黒ひげ海賊団が優勢と言わざるを得ません。
ハートの海賊団に大技を使えるクルーがいない限り、ローが前面に立ったまま戦う形になるはず。
黒ひげもローの能力は絶対欲しいでしょうから、クルーに任せず、黒ひげvsローの直接対決の流れになるでしょう。
スポンサーリンクローのシャンブルズで黒ひげの秘密が分かる?
黒ひげvsローとなった場合、ローはいつもの”ROOM(ルーム)”、”シャンブルズ”の流れで場をかく乱するはずです。
黒ひげの体は特殊ですが、エースとの戦いや頂上戦争のときの様子を見る限り、攻撃が効かないわけではありません。
覇気を込めた攻撃であればさらに有効でしょう。
ビッグマムとの戦いで繰り出した”衝撃波動(ショックヴィレ)”、”穿刺波動(パンクチャーヴィレ)”なら倒せないまでも意識を飛ばすくらいできるかもしれません。
また、黒ひげの体をシャンブルズでバラすことで”異形”な体の仕組みも分かるとまた面白いですよね。
スポンサーリンク黒ひげ優勢をひっくり返す材料とロー敗北の伏線
黒ひげ優勢をひっくり返す材料は3つほど考えられます。
- ローが秘策を思いつく
- クザンが逃がす
- コビーvs黒ひげになる
一つずつ見ていきましょう。
スポンサーリンク逆転材料①ローが秘策を思いつく
ローが黒ひげ優勢を何とかひっくり返すのではないかという期待もあります。
ローは人気キャラクターの要素全てが詰め込まれたようなキャラクター。
- 四皇の一角を落とす実力
- 不老不死を叶えるオペオペの実の能力者でしかも覚醒させている
- 能力の汎用性が高い
- キレ者
- ちょっと天然
- Dの一族
- 名前に忌み名「ワーテル」も入ってるワケアリ生い立ち
- 何度も奇跡的に命を拾う“数奇な運命”を辿る
- ぶっきらぼうに見えて仲間想い
- イケメンでオシャレ
- 2022年の世界人気投票5位(ちなみに1位ルフィ、2位ゾロ、3位ナミ、4位サンジ)
これらのことからも分かる通り、秘策を思いつく賢さ、それを実行する力、運も持ち合わせています。
また、ワンピース1063話でローは北東の島を目指していました。
そのため北東の島に一発逆転の何か、あるいは誰かが隠されていることも考えられます。
北東の島に何かある(ワンピース1063話より引用、赤丸は追記)スポンサーリンク
逆転材料②クザンが逃がす
黒ひげと海軍の元・大将青雉クザンは何らかの協力関係にあります。
1064話を見ても明らかにプリン誘拐に関与していました。
前述したように明かされていない黒ひげ海賊団の十番船船長が青雉クザンなのかもしれません。
まさかこれが黒ひげ海賊団十番船…?[8]青キジの自転車【トレクル(ONE PIECE トレジャークルーズ)造船所】の画像より引用
ただクザンが黒ひげの野望に賛同して力を貸しているのかと言えば、そうではないでしょう。
常識があって正義感の強いスモーカーもクザンの決意を知って送り出す感じで別れていましたし(70巻699話)、クザンは自身の正義を果たすために黒ひげのところにいると考えられます。
つまり、クザンが決戦の場にいて、ハートの海賊団を助けることでクザンの利になるのなら躊躇なく助けるはず。
クザンはかつて頂上決戦で白ひげが起こした巨大な津波を凍らせて止めていました。
黒ひげ相手でもかなり戦える、少なくともハートの海賊団を逃がす時間は稼げるのではないでしょうか。
スポンサーリンク逆転材料③コビーvs黒ひげになる
コビーはワンピース1059話にて黒ひげに拉致されたとありました。
居場所としては、黒ひげの拠点である海賊島ハチノスにいる、もしくは船に捕らえられているといった感じでしょう。
どちらにしてもクザンに助けられたり、覇気を使って錠を破壊したりするはず。
そうなればコビーが黒ひげを倒す展開に繋がるかもしれません。
黒ひげとコビーの因縁は頂上戦争から始まり、ロッキーポート事件でも関わりがあって、思想も真逆。
命を何とも思わない黒ひげと命を大切に思うコビーがぶつかる理由は十分あります。
頂上戦争で戦いが止まった状況、もしくはコビーの言葉に「?」な黒ひげ[9]単行本59巻579話より引用
頂上戦争でコビーは、誰も止められなかった黒ひげの暴挙を止めるきっかけを作りましたが、サカズキに即座に止められ、結局戦いを止めたのはシャンクスでした。
今度こそ自分が止めたいと思っているのは間違いありません。
黒ひげの天敵は実はコビーなのではないでしょうか。
スポンサーリンクロー敗北の伏線はワノ国ラスト乾杯シーン?
黒ひげ海賊団とハートの海賊団の戦いは、前述したような展開がなければ勝てないでしょう。
さらにローには退場を予感させる伏線があります。
ワンピース1053話のワノ国編終盤の宴のシーン。
打ち上げ花火とともにルフィが乾杯をしようとしたところ、キッドが駆け付けたのあで二人で一緒に跳び上がっていました。
太鼓の模様も二つ巴…。
カイドウとビッグマムを倒した立役者はルフィとキッドとローの三人。
それなのにローはロビンのいるロードポーネグリフの方に行っていて、ルフィとキッドしかこの場にはいません。
これはルフィとキッドは高みに行けるけれどローは行けないという表現とも取れます。
飛躍しすぎかもしれませんが、ワンピースには色々なところに伏線が描かれています。
最近ではルフィのニカへの覚醒シーン。
「解放のドラム」のリズムが空島の”宴”のシーンに出てきたと分かって話題にもなりました。
ワノ国の宴シーンにも伏線があったとしても変ではないですよね。
もちろんローには絶対に負けてほしくありませんが…。
スポンサーリンク【4/24追記】ワンピース1081話にてハートの海賊団の敗北確定
ワンピース1081話にて、ハートの海賊団の”敗北”が確定してしまいました。
上の項目でルフィと一緒に高みにいくのではないかと言ったキッド海賊団はそれよりも前に”壊滅”…。
ワノ国で四皇を破ったのはやはり力を合わせたからで、単独での戦いでは力不足だったということでしょうか。
それとも、シャンクスと黒ひげの力がカイドウたちよりも上なのか…。
いずれにしても、キッドの安否は明らかになっていないし、ローも逃げたので両者の再起を信じて待ちます。
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まとめ
ワンピース最終章の黒ひげ海賊団vsハートの海賊団について考察しました。
人数、懸賞金、悪魔の実の能力者の数など全て黒ひげ海賊団が勝っています。
ただローが秘策を思いつく、クザンかコビーの加勢によって難を逃れる可能性もあるとしました。
さらにローが敗北、もくはワンピース争奪戦から脱落する伏線がワノ国編終盤の宴のシーンにあったのではないかと考察。
その後、負けてしまったと分かりましたがローとハートの海賊団の運命はいかに…?
以上、「黒ひげ海賊団vsハートの海賊団の戦力分析|ロー敗北の伏線はワノ国終盤乾杯シーン」と題してお届けしました。
スポンサーリンク脚注
↑1 | 2022年10月17日発売週刊少年ジャンプ2022年46号掲載ワンピース1063話より引用 |
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↑2 | 左:ワンピース単行本92巻925話、右:2022年7月4日発売の週刊少年ジャンプ2022年31号付録の「Road To Laugh Tale vo.2」より引用 |
↑3 | ワンピース単行本72巻720話より引用 |
↑4 | 左上から103巻1041話、1039話、1046話、1043話より引用 |
↑5 | 書影は集英社公式サイト、白衣ローは麦わらストアで販売されていた布性タペストリー、出会いの画像は84巻SBSより引用 |
↑6 | 左上から単行本59巻577話、579話、577話、99巻1001話、103巻1038話、1039話より引用、吹き出しは追記 |
↑7 | 左から単行本58巻書影、103巻書影、90巻903話より引用 |
↑8 | 青キジの自転車【トレクル(ONE PIECE トレジャークルーズ)造船所】の画像より引用 |
↑9 | 単行本59巻579話より引用 |
↑10 | 2022年6月20日発売週刊少年ジャンプ掲載ワンピース1053話より引用、赤丸と矢印と拡大は追記 |