漫画『ONE PIECE』ワンピースで長い間姿を見せなかった天才科学者ベガパンク。
最近ようやく姿を見せましたが、6人に分散しているし、頭部は巨大化しているし、口癖はクエーサーだしと中々ツッコミどころが多いキャラクターです。
ちなみにクエーサーとは、恒星に見える天体の光、その正体は太陽よりも巨大なブラックホールと推測されます。
これだけ色々な情報があると、「本質はまだ隠されているのでは?」と勘ぐってしまいます。
そこで本当のベガパンクを知るべく分散した猫(サテライト)と本体(ステラ)全7人の情報をまとめ、その正体について考察していきます。
スポンサーリンクベガパンク全7人の正体を口癖クエーサーや猫の当て字から考察!
ここで考察するのこちらの漫画。
尾田栄一郎著『ONE PIECE』(ワンピース、集英社)既刊104巻
ワンピース最終章まで噂やシルエット、発明品しか出てこなかった天才科学者Dr.ベガパンクの正体について。
直近ではワンピース1061話で登場した謎の美少女がベガパンクと名乗ったことでも話題を呼びました。
その美少女は確かにベガパンクではありましたが“本体”(ステラ)ではなく、6人いる分身“猫”(サテライト)の一人「悪」(リリス)でした。
ちなみに普通“猫”を“サテライト”とは読まないので尾田先生作の当て字。
ベガパンクは忙しく、「猫の手も借りたい」(ワンピース1065話)と発言していることから分身が猫=サテライトなのでしょう。
ベガパンク特徴的なシルエットとリリスと猫の手も借りたい忙しさ[2]左からワンピース69巻684話、週刊少年ジャンプ2022年43号掲載ワンピース1061話、週刊少年ジャンプ2022年49号掲載ワンピース1065話より引用、赤丸は追記
あとは後述するクエーサーとも関係していそうです。
ここではそんなリリスを含む分身と本体、計7人について紹介し、その口癖や発言などから正体について考察します。
スポンサーリンクベガパンクの本体とサテライト全7人一覧
ベガパンクは全員で7人います。
出てくるまでに長かったので色々な考察がありましたが、まさか7人出てくると予想した方はいなかったのではないでしょうか。
本体+分散した6人という構成で、ベガパンクが自分の頭から抜き取って別に保管している脳(データベースみたいな役割)「パンクレコーズ」を通して全員が繋がっています。
例えばリリスが経験したことや知ったことがパンクレコーズに流れれば本体やシャカなど全員に再分配されます。
しかも彼ら全員は性格や任務が違うため、そこでまた新たな考えが生まれるという最高のスパイラルが生まれています。
スポンサーリンク本体:Dr.ベガパンク
別名:本体(ステラ)
外見:初老で頭のてっぺんにリンゴの芯のようなアンテナがある
異名:世界最大の頭脳を持つ男(ワンピース485話、バーソロミュー・くま談)
能力:「ノミノミの実」の能力者「脳みそ人間」…蓄積した知識に比例して脳が巨大化
概要:様々な発明品を世に送り出した天才科学者、脳を別に保管して6人の分身を作り出し共有するパンクレコーズを利用している
性格:好奇心が強く正直者、研究のためなら政府に雇われるがオハラや革命軍とも親交がある
悩み:アイディアを実現させるための資金と時間と手が足りない
夢:「世界中に無償でエネルギーが行き渡る世界」(ワンピース1068話、ベガパンク談)
口癖:お願いごとをするときの語尾には「クエーサー」がつく
初登場:45巻433話(名前だけ)、1066話(顔出し)
サテライト01:「正」(シャカ)
外見:細身のロボット(グレートサイヤマン、ガッチャマン、鳥山明先生の自画像、ダフトパンクに似ているとの声あり)
性格:合理的な考え方をする、科学者としての矜持を持っている
仕事:研究施設内の管理、統制、学者
初登場:1062話(声だけ)、1064話(横顔)、1065話(全身)
サテライト02:「悪」(リリス)
外見:美女(劇場版ONE PIECE FILM REDのウタに似ているとの声多数)
性格:直情型、資金不足を解決するため海賊に略奪を仕掛けている
仕事:実験、資金調達
初登場:1061話
サテライト03:「想」(エジソン)
外見: ラグビーボールにウサ耳をつけたような三頭身くらいのロボット
性格:次々アイディアをひらめく、関西弁
仕事:発明を思いつく、実験
初登場:1065話
サテライト04:「知」(ピタゴラス)
外見: 頭にゼンマイ、長いロボアームがあるロボット(頭部だけ着脱可)
性格: 知識の収集に積極的、敬語
仕事:知識の入力、資料のチェック、分析
初登場: 1065話
サテライト05:「暴」(アトラス)
外見:アトムっぽい巨大な少女
性格:基本的に親切だけれど暴力を振るわれればカウンターをお見舞いする
仕事:暴れること
初登場:1062話
サテライト06:「欲」(ヨーク)
外見: そばかすがあって口が多く眠たそうな目をしたスタイルのいい美女(外見と大食いのモチーフはアラレちゃんではという噂)
性格:基本的にご機嫌
仕事:他6人の代わりに食べたり飲んだり眠ったり身体的な欲求を果たす
初登場:1065話
口癖クエーサーが表すベガパンクの正体は宇宙へ好奇心
ベガパンクの口癖は「クエーサー」。
このクエーサーとは宇宙で最も明るい天体であり、明るすぎて構造が見えないという特徴がありますが、クエーサーの正体は太陽よりも巨大なブラックホールではないかと考えられているもの。
太陽(ニカ)が守護する王国をのみこんだ政府を皮肉っている…?
ちなみにワンピース1066話でベガパンクの初顔見せの第一声がそれでした。
しかしその後は普通に話していて、次にクエーサーと言ったのは1068話、ルフィに海へ連れ出してほしいと頼んだときくらい。
ベガパンクの2大クエーサー(左:ワンピース1066話、右:2022年12月5日発売週刊少年ジャンプ2023年1号掲載ワンピース1068話より引用、赤丸は追記)
この使い方を見ると、ベガパンクがお願いごとをするときに出てくるものだと考えられます。
願いごとに口癖をくっつける=ベガパンクの願いがクエーサーにあるという解釈もできます。
ベガパンクは無料のエネルギーに関心があり、消えない炎で太陽を作りたいと言っています。
研究領域は間違いなく宇宙にまで広がっているのでしょう。
ワンピース界には不思議な技術がたくさんありますが、空を使った移動手段、飛行機やロケットについてはあまり発達していません。
これは世界政府が研究を制限しているからだと考えられます。
空島の存在が公になっていないこと、レッドラインのような高いところには天竜人という特権階級しか住んでいないことも、空は特別と表現していますよね。
だからこそベガパンクは宇宙への好奇心を持ちつつも隠している、だけど正直者だからふとしたときに口に出るのではないでしょうか。
スポンサーリンクステラとサテライトの存在は宇宙編への進出を示唆している?
Dr.ベガパンクは宇宙に関心があると考えられます。
理由は口癖のクエーサーが天体なことだけでなく、自身と分身の呼び名や数からも見て取れます。
ベガパンクたちは本体のことを「ステラ」と呼んでいますが、ステラとは星や星の光のことを表す言葉。
さらに分身のことはサテライト、これは中継のことを表したり、衛星や人工衛星を指したりする言葉です。
また、分身の数が6というのも気になります。
回想シーンで描かれたオハラの中には天体模型がありました。
そこにはルフィたちがいる星とその周りに6つの衛星…分身の数と同じですよね。
オハラにあった天体模型には6つの衛星月があった(ワンピース単行本41巻392話より引用、番号と矢印は追記)
オハラのクローバー博士と親しく、研究成果も引き継いでいるベガパンクが6つの衛星を作ったということは何らかの因果関係があると考えるのが自然でしょう。
CP0のカクはベガパンクが6つに分散したことについて、忙しいからと話していました。
ベガパンクが忙しいのは事実でしょうけれどあくまで多忙は表向きの理由な気がします。
ベガパンクの宇宙への関心を考えると、多忙は表向き、本当は6人のサテライトを宇宙に行かせようとしている、あるいは宇宙研究の目くらましにしているのではとまで考えてしまいます。
ベガパンクが一人なら監視は楽ですが、分散していればその分監視は難しくなり隙も生まれそうです。
また、ベガパンクは自身の死期を悟っている節があります。
ベガパンク「私は…もうすぐ死ぬだろう…」
週刊少年ジャンプ2022年47号掲載ワンピース1064話より引用
これが現実のこととなれば、宇宙に行くのはベガパンク本体ではなく、ベガパンクのサテライトとルフィたちなのかもしれませんよね。
ワンピース宇宙編、見たいですよね。
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スポンサーリンクまとめ
ワンピースの天才科学者Dr.ベガパンクの正体について考察。
まずベガパンクの本体と分身の一覧をご紹介しました。
全7人、ベガパンク本体、01正(シャカ)、02悪(リリス)、03想(エジソン)、04知(ピタゴラス)、05暴(アトラス)、06欲(ヨーク)です。
また、ベガパンクの口癖や発言、呼び方、交友関係などから宇宙への好奇心があると考え、今後は宇宙編へとつながっていくと予想しました。
きっとルフィなら地上の海を越え、星の海も航海してくれるはず!
見てみたいですよね。
以上、「ベガパンク全7人の正体を口癖クエーサーから考察!ステラとサテライトの存在は宇宙編への進出を示唆している?」をお届けしました。
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