「Dr.ベガパンク」は人気漫画『ONE PIECE』(ワンピース)に存在する謎の天才科学者。
生み出した発明や発見は物語にたくさん出てくるものの、姿は見せていませんでした。
ただ最終章に入った今、ワンピース1061話にてベガパンクと名乗る人物が初登場!、1066話で姿お披露目となりました。
この記事ではDr.ベガパンクの初顔出しが最終章序盤になった理由を解説。
ベガパンクの人物像、ルフィにとって味方になるのか敵になるのかも考察します!
※この記事は初登場前に投稿したものに修正・加筆をしています。
スポンサーリンクベガパンクの初登場は最終章序盤?
今回考察するのはこちらの大人気漫画。
尾田栄一郎著『ONE PIECE』(ワンピース、集英社)既刊104巻
このワンピースに登場するキャラクター「Dr.ベガパンク」について。
単行本45巻433話で初めて名前が出てからずいぶん経ちましたが顔は出てきていませんでした。
ベガパンクの初登場とイメージ[1]上:ワンピース単行本45巻433話、下:50巻485話より引用
しかし2022年9月26日発売の週刊少年ジャンプ2022年43号掲載のワンピース1061話にて「ベガパンク」と名乗る人物が登場!
この人物は本物ではなく分散した姿の一つでしたが最終的1066話に本人が登場しました。
何故初登場が最終章序盤1066話になったのでしょうか?
理由を次の3つに分けて解説していきます。
- ベガパンク関係者が作中に多数登場
- 最終章後半はそれどころではなさそう
- 緑牛は顔出し済み
理由①ベガパンク関係者が作中に多数登場
ここ数話、ベガパンク関係者が多数登場しています。
1059話ではベガパンクが開発に関わっているセラフィムが登場、発明した「海楼石パドルシップ」という名前も初めて明らかに。
1058話でもベガパンクに改造されたくまが革命軍に救出されたし、くまと何らかの関わりがあるとされているジュエリーボニーも1060話で麦わらの一味に接触しました。
作中でのベガパンクの存在感が増しているので、ここでご本人登場というパターンとなったのではないでしょうか。
スポンサーリンク理由②最終章後半はそれどころではなさそう
麦わらの一味は新世界の後半に入っています。
ワノ国を出て、世界中が大混乱となっていると分かった今、ワンピースを巡る争いはさらに過熱していくことが予想されます。
重要そうな謎や伏線回収もかなり残っています。
そんな中にベガパンクの顔出しをすると読者の混乱を招きそうです。
なので登場が最終章早めになったのではないでしょうか。
スポンサーリンク理由③緑牛は顔出し済み
特徴的なシルエット[2]左:単行本50巻485話、69巻684話より引用
ワンピース界にはシルエットしか登場しないキャラクターが何人かいますが、その中で生存しているキャラクターというのは案外少ないです。
- 生存:ベガパンク、イム、ロキ
- 不明:王直、銀斧、ロックス・D・ジーベック、ジョイボーイ、ニカ
生死不明のキャラクターも回想シーンなどで今後登場しそうですが、優先順位で言えば生存している作中の重要キャラクターの方が登場する確率が高いでしょう。
そして最近まで顔出ししていなかった緑牛はすでに登場済み。
ロキはエルバフでの登場となりそうだし、イム様は世界の影の支配者的な存在らしいので、パワーバランス的にイム様の正体よりはベガパンクが先に初登場となるはず。
シルエットのキャラクター[3]左:ジャンプ2022年29号掲載1053話、右上:単行本85巻858話、90巻908話より引用
以上のことから、ベガパンクは最終章序盤の今が初登場のベストタイミング、最終章序盤に顔出しとなったのでは、と予想します。
スポンサーリンクベガパンクはどんな顔?ルフィの敵か味方か考察!
つづいてベガパンクについて分かっていること※を整理します。
そこからどんな姿なのか、敵なのか味方なのかを考察していきます。
※ほとんどが1060話までの考察内容、【○/○追記】部分はそれ以降を読んでの考察。
スポンサーリンクベガパンクとは?
ベガパンクとは政府の天才科学者。
作中にて度々名前だけは登場しているものの顔出しはしていない人物です。
- 初登場:単行本45巻433話
- 役職:世界政府海軍科学班トップ
- 所属:平和研究所MADS(無法な研究チーム)→世界政府海軍科学班
- 異名:「世界最大の頭脳を持つ男」(50巻485話、くま談)
- 出身地:偉大なる航路(グランドライン)バルジモア
- 性別:不明
- 年齢:不明
ベガパンクの経歴
ベガパンクの経歴を簡単にまとめるとこのようになります。
- ??年前に未来国バルジモアにて生まれる
- 少年時代に島の人々のタメになる発明をする一方で兵器的も開発(島暖房、レーザー等)
- 数十年前に無法な研究チーム「平和研究所MADS」に参加、闇金王ル・フェルドの慈善事業だったと1069話で判明
- 血統因子発見で政府に目を付けられ逮捕
- 研究は買収され、ベガパンクは軍の科学者になる
- ここ数年は数々の発見や発明をする(海楼石パドルシップ、人造悪魔の実、物に悪魔の実を食べさせる、人間の巨人化、人間改造等、未完成品もあり)
- 直近ではパシフィスタ新型「セラフィム」開発に関わる
ベガパンク関連と考えられる情報をまとめると以下のとおりです。
あまり登場していないと思っていましたが、調べてみると色んなところから情報は出ていたようです。
姿についての言及がほとんどないのはあえての演出だと考えられるので、驚くような顔・姿なのかもしれません。
ベガパンクに一番近そうなボディガード戦桃丸は口が軽いはずですが、「パンク野郎に何て報告すりゃいいんだよ…!!」(52巻511話、PX-4が壊されたとき)程度の言及。
「ベガパンクってちょっと口うるさいのかな?」くらいのことしか読み取れません。
スポンサーリンク正体は「おじさん」だけど「少女」?
ベガパンクは前々から男性ではないかと噂されてきました。
- ベガパンクの故郷の人はベガパンクの過去を語るときに「少年時代」(60巻592話)
- コビーがベガパンクを「彼」(45巻433話)と呼んだ
- シルエット初登場時の緑牛は「ベガパンクのおっさん」(90巻905話)と呼ぶ
これらのことを考えると納得です。
また、サンジの父ジャッジ(56歳)やクイーン(56歳)が若かったころの同僚で、シーザー(40歳)の上司だったことを考えると、ある程度の年齢を重ねていることもうかがえます。
つまりベガパンク=中年男性説が濃厚です。
ただ「息子」と呼ばれていたヤマトが女性だった前例もあるし、年齢が変えられるボニーが政府に捕まっていたことを考えると、少女の姿で登場しても不思議ではありません。
さらにベガパンクは頭が大きいということから、「脳だけの存在ではないか」という説も見かけました。
他作品でもありましたよね、「映画ドラゴンボールZ この世で一番強いヤツ」のDr.ウィローとか、『呪術回線』の羂索とか。
もしくはパンクハザードで登場したシルエットは不思議なラインだったし、くまの背後に描かれたイメージ図も頭は隠されていたので頭が特徴的な人物の可能性もあります。
スポンサーリンクいいやつ?悪いやつ?ルフィの敵・味方?
ベガパンクの表と裏[4]上:単行本60巻592話、下:61巻596話より引用
ベガパンクはたくさんの功績を残していますが、人間性については分かっていません。
いいやつにも悪いやつにも取れるような描かれ方ばかりです。
- 少年時代…祖国の人のために島暖房を造り、秘密の研究所では兵器の開発を行う
- 数十年前…無法の研究チームに所属、平和研究所なのに研究がすごすぎて逮捕されたあとは軍の科学者としてトップになるほどの実績を残す
- 現在…非道な人間兵器を作る、くまとの約束(麦わらの一味の船を守るというプログラム入力)は果たした
- 1061話…海賊は助けるつもりはない、シーザーの被害者となった子供たちはしっかり助けた
これらの行動を見る限りはシーザーのようなヒドイ人間性には思えませんが、兵器開発に熱心なことを考えると「う~ん」となります。
「善悪<科学の限界を知りたい」といった価値観なのかもしれません。
もしそうなら目的のためならルフィに手を貸すかもしれません。
シーザーの作ったSADの被害者である子供はベガパンクの研究所に運ばれて治療(79巻793話にて)されているはずなので、子供たちから麦わらの一味の話を聞いている可能性は高いです。
政府にいてはできない研究があるとか、利用されることにウンザリしたとか動機があればルフィと協力関係になることもあるかも…?
治療を託され、約束を守ったベガパンク[5]左:単行本79巻793話、右:61巻603話より引用スポンサーリンク
【9/26追記】1061話でついに登場?ベガパンクは美少女
ワンピース1061話にてベガパンクを名乗る可愛らしい女性が登場しました。
そのほかの分かっていることは次の通り。
- 一人称は「わし」
- 胸元に「PUN(隠れている)02」(おそらくパンク02)
- 海賊を助けるつもりはない
- 政府に雇われていると発言
- ジュエリーボニーがベガパンクを探している
- 試作機「メカシャーク」で偵察や報告や砲撃をプログラム
- 政府の島”500年後の未来”と呼ばれる「エッグドッグ」付近にいる
「02」とついているあたり本物ではない感じもします。
ジェルマとかパシフィスタ、血統因子の研究のことを考えれば「2番目のベガパンク」なのではと勘ぐってしまいます。
あるいはこの女性がスピーカー的な役割をしていて、本物のベガパンクは別のところにいるという線もありえますよね。
百獣海賊団の偵察部隊「メアリーズ」がクイーンの発明なら、その才能の上をいくであろうベガパンクが上位互換の機械を発明していてもおかしくありません。
性格面では「雇われている」発言を聞く限り、正義を重視しているというより利害関係を感じます。
上で予想した「善悪<科学の限界を知りたい」的な価値観の持ち主である可能性はあります。
スポンサーリンク【10/11追記】1062話にてベガパンクは6人に分散されたと発覚
ワンピース1062話にてベガパンクは忙しすぎて6人に分散されたことが分かりました。
PUNK02と書いてある服を着ている女性は6人の内の1人「悪(リリス)」でした。
ベガパンクの本体を含む7人の内訳は次のとおり。
- Dr.ベガパンク星(ステラ)…本体、未登場
- PUNK01 正(シャカ)…科学者としてのプライドあり
- PUNK02 悪(リリス)…美女で研究資金が奪ってでも欲しい
- PUNK03 想(エジソン)…未登場
- PUNK04 知(ピタゴラス)…未登場
- PUNK05 暴(アトラス)…大きな子供で暴力的だけれど直(ただし服に06と記載あり)
- PUNK06 欲(ヨーク)…未登場
【11/14追記】1066話にてベガパンクは超巨大な脳を6人に分散したと判明
ワンピース1066話にてついにベガパンクのステラ、6人に分散した張本人が登場。
元の姿はやはり頭部が巨大でした!
今の姿を見る限り、脳を6つに分けたと考えるべきなのでしょうが、深く考えるとちょっと怖いですね。
政府に協力していたのは自身の知恵と技術をうまく活かせる場だからで、世界政府の上の意思に同調していません。
ルフィたちを受け入れ、色々と話してくれているので、ルフィたちの味方になりうる存在と言っていいでしょう。
Dr.ベガパンク今昔[6]画像は二つとも週刊少年ジャンプ2022年50号掲載ワンピース1066話より引用スポンサーリンク
ファンはベガパンクについてどう思っている?
ベガパンクのことをワンピースファンがどう思っているかTwitterで調べました(1061話より前の意見)。
Twitter上ではベガパンクの正体について言及する方が多かったです。
多かった正体説は次の3つ。
- バルジモア出身の故人「ツキミ博士説」(ワンピースの扉絵連載「エネルのスペース大作戦」に登場)
- あまりにも先を行く研究をしているから「未来人説」(もしくは宇宙人)
- 「脳みそが大きい人説」
詳しく見ていきましょう。
スポンサーリンクファンが支持するベガパンク未来人説はありえる?
ツキミ博士がベガパンクの正体かどうかというと、やはり故人なので今後登場するキャラクターの正体としては厳しそうです。
ただ宇宙でも動ける感情のあるロボット「スペーシー中尉」を作った科学力はへたするとベガパンクに引けを取らないですよね。
餅を喉に詰まらせてしまったことが本当に悔やまれます。
「未来人説」については色々考察ができるので面白いと感じました。
「ベガパンクがたくさん研究をしているのは時を超えたいから」とか、「未来でできなかったことを過去でやりたいのではないか」とか考えが広がります。
あと、くまはベガパンクについて「その科学力はこれから人類が500年かけて到達する域にいると言われている」(50巻485話)と話しているので500年先から来たというパターンも考えられますよね。
真相はどうなのでしょうか?
早く本編でベガパンクの正体や野望を聞いてみたいですね!
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スポンサーリンクまとめ
ワンピースのキャラクター「天才科学者Dr.ベガパンク」について考察しました。
発明品や関わりがある人物が頻繁に出てくることから最終章序盤に初登場するのではないかと考えました。
また、ベガパンクの過去や出ている情報から姿や人物像も考察。
シーザーほど悪意に満ちた野望はなさそうだけれど科学のためなら何でもやると予想しました。
ベガパンクの登場と活躍が楽しみです。
以上、「ベガパンクの初登場は最終章序盤1066話!素顔がどんな顔でルフィの敵か味方か徹底考察!」と題してお伝えしました。
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