漫画『ONE PIECE』(ワンピース)に登場する海賊「黒ひげ」、本名マーシャル・D・ティーチ。
この黒ひげはエースを倒し、白ひげの力を奪い、かつてはシャンクスに3本傷をつけた底知れない実力の持ち主。
ルフィやゾロはそんな黒ひげを最初から警戒していて、「あいつらだ」と意味深な発言をしました。
最終章に入った今、「あいつらだ」発言やエースの「人の人生の倍を歩んでいる」発言などがロックスに繋がっていくと予想。
ここでは黒ひげとロックスの繋がりをご紹介し、同一人物だと考えられる怪しい点について考察します。
スポンサーリンク黒ひげとロックスは同一人物だから人の人生の倍を歩む?「あいつらだ」発言の真相は最終章で明らかに
尾田栄一郎著『ONE PIECE』(ワンピース、集英社)既刊103巻
ワンピースに登場する「黒ひげ」こと「マーシャル・D・ティーチ」。
初登場時から得体のしれない男でしたが、様々な事件に関わり、どんどん悪名を高めています。
そうした黒ひげを見ている内に、「黒ひげはかつての大海賊ロックスの人格を宿しているのでは?」と考えるようになりました。
というのも、黒ひげとロックスには共通点や怪しい点がたくさんあるからです。
スポンサーリンク黒ひげとロックスの怪しい10コの繋がり
二人の怪しい繋がり10コは次のとおり。
- 仲間を裏切る性質
- どちらも「ジーベック」を使う
- 二人とも「D」の一族
- 頂点への野心
- 隠された歴史への関心
- 黒ひげは眠らない体で悪魔の実を二つ使っている
- エースが黒ひげに「人の人生の倍を歩んでいる」と発言
- ルフィとゾロが黒ひげ一人と会ったあと「あいつら」と発言
- 悪魔の実を集めている
- 黒ひげはロックスの支配していた海賊島を手に入れた
父子関係、あるいは黒ひげがロックスの遺志を継いでいるだけという可能性もあります。
しかしエースの言った「人の人生の倍を歩んでいる」やルフィの「あいつら」発言を深読みするなら二つの人格を宿しているというパターンもありそうです。
黒ひげは最終章でもすでに登場していて、今後も敵対間違いなしの存在。
再びルフィの前に姿を現したとき、その正体についても言及されるのではないでしょうか。
スポンサーリンク【補足その①】黒ひげおさらい&登場話
黒ひげが登場した話、関係のありそうな話を集めました。
ほとんどの要所に登場する重要人物だと分かります。
スポンサーリンク【補足その②】ロックスおさらい&登場話
ロックス・D・ジーベックのシルエット初登場(単行本95巻957話より引用)
「ロックス・D・ジーベック」とは、海賊王となるロジャーが台頭するまで世界最強の海賊団とされていた「ロックス海賊団」の船長。
44年以上前に海賊島ハチノスで結成され、白ひげやカイドウ、ビッグマム、シキ、王直、銀斧といった強者がいて、38年前のゴッドバレー事件にてロジャーとガープに倒されました。
世界政府を攻撃してくるセンゴクいわく「テロ組織の様」(95巻957話)であり、「世界の王」を目指していた模様。
作中で初めて名前が出たのは90巻907話ガープから、シルエットが出たのは95巻957話。
シルエットしか出ないのは実は「黒ひげ」を生やしている姿で、いかにもティーチと繋がっている感じなのをまだ隠しておきたいからなのかも…?
スポンサーリンク黒ひげとロックスの繋がりから見えてくる世界の王への道
つづいて黒ひげとロックスの共通点、怪しい点の詳細を解説。
そこから黒ひげの今後の展開を予想していきます。
スポンサーリンク共通点①仲間を裏切る性質
目的の為なら仲間殺しもする黒ひげとロックス海賊団[3]上:単行本40巻440話、下:95巻957話より引用、赤丸は追記
黒ひげは求めていた「ヤミヤミの実」を得るために仲間のサッチを殺害、ロックス海賊団も仲間殺しがある組織でした。
これは船長であるロックスがその行為をしていた、あるいは認めていたから横行したのでしょう。
両者とも目的や名目があれば手段を選ばないという点が同じです。
また、黒ひげは子供のころからヤミヤミの実を狙っていて、だから白ひげ海賊団に入った(40巻440話、黒ひげ談)そうですが、黒ひげの中にロックスがいるとすればそれだけではないかもしれません。
白ひげはかつてロックス海賊団にいて、腕も人格も確かで、仲間を子として大切にします。
さらに海賊王と親しく、ワンピースの情報を持っていたとしても不思議ではありません。
それを知っていたら再起を図り、情報収集する場所として白ひげ海賊団を選ぶのは必然ですよね。
ちなみにSNS上ではサッチ黒幕説というのもありました。
これはリアル黒髭「エドワード・ティーチ」のティーチが読み方によって「サッチ」ともあり、ちょっと信憑性がありました。
スポンサーリンク共通点②どちらも「ジーベック」を使う
公式も黒ひげとロックスの関連性を認めている、「Road To Laugh Tale vo.1」より引用
黒ひげの船は「サーベル オブ ジーベック号」、ロックスの本名は「ロックス・D・ジーベック」。
黒ひげが直訳して「ジーベックの剣」の船に乗るというのは偶然には思えず、少なくともロックスの遺志を継いでいるような印象があります。
公式でもそのことを引き合いにして「ジーベックを継ぎし者」(Road To Laugh Tale vo.1)と二人の関連性をにおわせています。
スポンサーリンク共通点③どちらも「D」を名乗る
「マーシャル・D・ティーチ」にも「ロックス・D・ジーベック」と「D」が入っています。
世界政府は「D」を隠そうとするし、ドフラミンゴとの戦いでDの一族はある土地では「神の天敵」と呼ぶ(77巻764話、コラソン談)とあると分かり、おでんはラフテルでDの一族について何かを知った(96巻967話)ようでした。
もちろんルフィやロジャー、ローなどもDを持っているわけですが、黒ひげとロックスの一つの共通点ではありますよね。
スポンサーリンク共通点④頂点を求める野心
時代の支配を宣言する黒ひげと世界の王を目指していたロックス[4]上:単行本59巻577話、下:95巻957話より引用
黒ひげとロックスは頂点への野心を持っているところも同じです。
黒ひげは白ひげの力を奪い、自分こそが最強、これからは自分の時代だと高らかに宣言。
ロックスもセンゴクいわく「世界の王」を目指していたようです。
スポンサーリンク共通点⑤隠された歴史への関心
最悪の世代の趣味一覧、黒ひげは歴史研究(単行本82巻46pSBSより引用)
黒ひげの趣味は歴史研究(82巻SBS)。
ロックスに歴史への関心があったかは明言されていないので分かりませんが、世界政府を直接攻撃していました。
世界政府と言えば空白の100年のあとでできたもの。
ロックスが隠された歴史に関心があったという可能性を否定できません。
黒ひげの歴史研究も政府が隠そうとしているものが対象だと分かります。
例えば、ドラム王国を襲撃した件。
襲撃目的はいまだ明かされていませんが、ルフィがニカに覚醒したときの「解放のドラム」に関わる調査ではないかと考えられます。
あとはエースが黒ひげの手がかりをつかんだルルシア王国。
黒ひげの情報があったということは黒ひげが滞在していた、あるいは何らかの関わりがあった場所なのだと考えられます。
そしてルルシア王国はのちに政府に目をつけられてイム様に滅ぼされた国。
サボが玉座の件を話そうとして攻撃されたのでなければ隠された歴史のヒントがあったとしてもおかしくありません。
あとはエースと黒ひげの決闘の場所がバナロ島だったこと。
バナロ島にはバナナ岩というものがありました。
バナナと言えば猿、猿はモンキー、モンキーと言えばDの一族である「モンキー家」。
政府が隠したがる「D」も失われた歴史に関わっている可能性があります。
黒ひげはバナロ島でDに関する調査を行っていたのかも…?
スポンサーリンク怪しい点①黒ひげは”異形”な体
黒ひげは生まれた時から眠らない体で、ヤミヤミの実とグラグラの実という悪魔の実を二つ使っています。
これは黒ひげの体に二人の人間が同居しているから可能という考え方もできます。
スケスケの実を始めとした奪った悪魔の実は仲間に与えているようです。
これは自分には不要な力だから体に入れなかったのでしょうか、それとも二人分しか人格がないから三つ目は無理ということ…?
スポンサーリンク怪しい点②エースいわく「人の人生の倍を歩んでいる」
エースはバナロ島で黒ひげに「人の人生の倍を歩んでる」(45巻440話)と言っていました。
黒ひげは眠らない体を持っていて、起きている時間が人の倍だからそう言ったとも取れます。
ただ人格が二つあるからこそそう言ったとも考えられます。
さらに医者でもあるマルコは黒ひげの体のことを「体の構造が”異形”」(59巻578話)と言っていました。
眠らない体質の人ことを異形と表現するのは少し不自然です。
特殊な体質という言い方では片づけられない秘密を黒ひげの体は持っているのかもしれません。
スポンサーリンク怪しい点③ルフィとゾロの「あいつら」発言
ルフィと黒ひげの初対面時、黒ひげはルフィに対して「人の夢は終わらねえ」と言いました。
そのあとでナミが「あいつ」と言ったら、ルフィとゾロは「あいつら」と訂正。
ルフィたちは黒ひげに会う前に黒ひげの仲間に会っていたため、多分彼らは仲間なのだろうという意味に思えます。
しかし、ナミにそう訂正して警戒を促すにしては言葉が少なすぎるし、黒ひげとロックスの共通点がたくさん出てきた今は「黒ひげの中に二つの人格を感じたから」という方がありそうです。
スポンサーリンク怪しい点④悪魔の実を集めている
黒ひげは強い悪魔の実をたくさん集めているようです。
黒ひげの目的が最強なのであれば自然な行動です。
カイドウも人造悪魔の実「SMILE」を使って自身の海賊団を強化していました。
しかしもし黒ひげ=ロックスだと考えたとき、その行為は無能力者で海賊王となったロジャーに対抗しているとも考えられます。
強大な覇気は時に悪魔の実の力を打ち破ります。
しかし覇王色の覇気は選ばれし者しか使えないし、ロジャーは悪魔の実の力はなくても万物の声を聞く(おそらく)先天性の力を持った選ばれし者でした。
もしロックスに選ばれし者であるロジャーへの嫉妬があれば、選ばれなくても使える悪魔の実に固執するのも分かります。
スポンサーリンク怪しい点⑤海賊島ハチノスへの執着
黒ひげはロックスが支配していた海賊島ハチノスを手に入れています。
しかもワンピース1059話にてロックス海賊団だった王直を破っていたことも判明(コビーのおかげもあるらしいですが)。
ハチノスと言えばロックスが自身の海賊団を始めた島で、王直も 話のシーンを見る限り、シキや白ひげと同等の強者。
これは黒ひげがすでにロックス級であることを表していると同時に、黒ひげ=ロックスの可能性を高める話にも聞こえました。
黒ひげのイメージ花はヒガンバナという物騒な黒ひげ。
赤いヒガンバナの花言葉の中には「再会」というのもあります。
果たして真相はいかに?
スポンサーリンク黒ひげの世界の王への道|ポーネグリフ争奪戦勃発
黒ひげは世界の秘密を探り、強さを求め、ワンピース1063話ではロードポーネグリフを奪うと宣言しているためワンピースを狙っていると分かります。
「お前らはいくつ揃えた?」(1063話)という口ぶりからはポーネグリフもいくつか持っていることがうかがえます。
となると魚人島から消えていたポーネグリフの情報を持っていることだってありえます。
1059話では女ヶ島を襲っていましたがコビーを連れて去っているため、ハチノス付近にいることがうかがえます。
ハチノスはワノ国付近…いよいよルフィとの再会も近そうです。
会えば戦いになることは必至、ポーネグリフ争奪戦が始まるのではないでしょうか。
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まとめ
ワンピースに登場する黒ひげとロックスの同一人物説について考察しました。
黒ひげは二重人格だとすれば、かつての大海賊ロックスがもう一つの人格という可能性が高いです。
黒ひげとロックスには共通点が多く、怪しい点も多かったからです。
今後は黒ひげとルフィたちの戦いが始まり、その真相が判明するのではないでしょうか。
以上、「黒ひげとロックスは同一人物だから人の人生の倍を歩む?「あいつらだ」発言の真相は最終章で明らかに」をお伝えしました。
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