人気漫画『チェンソーマン』のアニメが放送されて、多くの反響を集めています。
特に注目されているのがアニメOP。
web上に公開早々、再生回数がものすごいことになっていて、その内容が映画のパロディ、オマージュが多いと話題です。
ここではチェンソーマンOP映像の構成、パロディとオマージュの元ネタの一覧、その映像が入った意図を考察検証します。
スポンサーリンク- チェンソーマンアニメOP構成順の元ネタ一覧
- パロディ・オマージュを動画・画像で比較したい方はこちら
- ①エンジンをふかすデンジの背後にある宗教画:マレブランケ
- ②スーツのマキマ、アキ、デンジ、パワーがスクランブル交差点を歩く:映画『レザボア・ドッグス』
- ③墓場でポチタを抱きしめるデンジ少年:映画『悪魔のいけにえ』
- ④銃を構える岸辺:映画『パルプ・フィクション』
- ⑤古井戸に飛び込む沢渡アカネ、戦うサムライソードとチェンソーマン:映画『貞子vs伽椰子』
- ⑥ホテルの部屋で靴を脱ぐ暴力の魔人:映画『ノーカントリー』
- ⑦外車を運転するアキ:映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』
- ⑧テーブルの上をウロウロするコベニと慌てる荒井と止めるアキと無な岸辺:映画『アタック・オブ・ザ・キラートマト』
- ⑨キャーっと恐怖するデンジと面白がるパワー:映画『女優霊』
- ⑩階段に腰掛ける天使:映画『ジェイコブス・ラダー』
- ⑪刀を持ってアキと向き合う姫野:映画『コンスタンティン』
- ⑫映画を観る四課:漫画『ファイアパンチ』8巻80話
- ⑬ボーリング場にいるデンジとマキマとアキとパワー、アキがストライク:映画『ビッグ・リボウスキ』
- ⑭パワーの水着ショット、首輪をつけて散歩されるデンジ:映画『ソー:ラブ&サンダー』
- ⑮ヘビの悪魔と沢渡アカネとサムライソード:原作4巻
- ⑰ハンコを押すデンジと見守るマキマ:原作2巻12話
- ⑱マキマに膝枕されるデンジから食虫植物:ハエトリソウとカルミア
- ⑲微笑むマキマに忍び寄る手とアリ:MV『心臓』
- ㉑手でアングルを決めるマキマ:映画『ピエロがお前を嘲笑う』
- ㉒チェンソーマン登場:オリジナル
- ㉓二頭のカタツムリを食べさせられそうになるデンジ:ロイコクロリディウム
- ㉔鎖の悪魔と戦うチェンソーマンとパワーとアキ:イメージキャラクター「ミャクミャク」
- ㉕吹き飛ばされてビルにめり込む:めり込んだ痕がCSM
- ㉖球体から出てくるチェンソーマン:アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』
- ㉗金の球体が転がってきて驚くデンジ、パワー(頭脳派作戦メガネ)が打ち返す:映画『ファイト・クラブ』
- ㉘卵料理を作るデンジ、藤本タツキ爆発が起こる:漫画『さよなら絵梨』
- ㉙デンジの夢に登場する扉:原作5巻38話 等
- ㉚ほっとして泣きながら眠るデンジとポチタ:原作1巻7話
- ㉛遊ぶパワーとデンジと雪の上に立つアキとそれよりも上にいるマキマ:読書量で見える世界が変わる風刺画
- ㉜未来最高をやっている未来の悪魔:アニメ『怪談レストラン』
- ㉝幽霊の悪魔:原作3巻25話から登場する悪魔
- ㉞サムライソード:原作3巻23話から登場する存在
- ㉟悪魔を倒して踊るデンジとパワーと見守るアキ:MV 『そうだ!We’re ALIVE』
- ㊱コンするアキ:MV 『POP SONG』
- パロディ・オマージュを動画・画像で比較したい方はこちら
- OPに映画のオマージュ・パロディをたくさん使用した意図は?
- まとめ
チェンソーマンアニメOP構成順の元ネタ一覧
毎週水曜24時からテレビ東京系列で放送されるアニメ『チェンソーマン』。
本編が素晴らしかった+OP(オープニング)映像も良かったと話題になっています。
OPにたくさんの映画やMVなどのパロディ・オマージュが入っていたことも話題になった理由の一つです。
OPの全36シーンの元ネタは次のとおり。
- ドレ『神曲』地獄篇第二十二歌の挿絵の一つ「マレブランケ」
- 映画『レザボア・ドッグス』(原題:Reservoir Dogs、1992年)
- 映画『悪魔のいけにえ』(原題: The Texas Chainsaw Massacre、2003年)
- 映画『パルプ・フィクション』(現代:Pulp Fiction、1994年)
- 映画『貞子vs伽椰子』(2016年)
- 映画『ノーカントリー』(原題: No Country for Old Men、2007年)
- 映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(原題:ONCE UPON A TIME IN HOLLYWOOD、2019年)
- 映画『アタック・オブ・ザ・キラートマト』(原題:Attack of the Killer Tomatoes!、1978年)
- 映画『女優霊』(1996年)
- 映画『ジェイコブス・ラダー』(原題:Jacob’s Ladder、1990年)
- 映画『コンスタンティン』(原題: Constantine、2005年)
- 単行本5巻39話に登場する「シネマ座」あるいは『ファイアパンチ』8巻80話に登場する映画館
- 映画『ビッグ・リボウスキ』(原題:The Big Lebowski、1998年)
- 映画『ソー:ラブ&サンダー』(原題: Thor: Love and Thunder、2022年)
- 単行本4巻28話
- 単行本2巻13話の北海道襲撃時?(原作13話では未登場)
- 単行本2巻12話
- 植物の名前はハエトリソウ(花言葉は嘘と魔性)、カルミア(花言葉は野心)
- 手はMV『心臓』(TOOBOE、2022年)、背景の風景は『ブラックパンサー』(原題: Black Panther、2018年)?
- なし
- 映画『ピエロがお前を嘲笑う』(原題:Who Am I – Kein System ist sicher、2014年)
- なし
- 生物は「ロイコクロリディウム」、寄生して最後は鳥に自身を捕食させる寄生虫
- 鎖の悪魔が大阪万博の「ミャクミャク(英:MYAKU-MYAKU)」似
- めり込んだ痕が「CSM」、あるいは「VASE」
- アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』(1995年)
- 映画『ファイト・クラブ』(原題:Fight Club、1999年)
- 漫画『さよなら絵梨』(藤本タツキ著、2022年)、『チェンソーマン』12巻98話(藤本タツキ著、2022年)
- 単行本5巻38話から定期的に登場するデンジの夢の扉
- 単行本1巻7話、いなくなったポチタを見つけたあとのデンジとポチタの様子
- 読書量で見える世界が変わる風刺画
- アニメ『怪談レストラン』ED『Lost Boy』(SEAMO、2009年)?
- 3巻25話から登場する悪魔
- 3巻23話から登場する悪魔でも魔人でもないもの
- ゲーム『エーペックスレジェンズ』の踊るところ、あるいはMV 『そうだ!We’re ALIVE』 (モーニング娘。、2002年)
- MV 『POP SONG』(米津玄師、2022年)
パロディ・オマージュを動画・画像で比較したい方はこちら
OP映像と元ネタの画像比較は次のとおりです。
スポンサーリンク①エンジンをふかすデンジの背後にある宗教画:マレブランケ
マキマの家に飾ってあった絵画のルシファー説もありましたが、マレブランケの意味「悪の爪」がデンジにぴったりです。
スポンサーリンク②スーツのマキマ、アキ、デンジ、パワーがスクランブル交差点を歩く:映画『レザボア・ドッグス』
映画『レザボア・ドッグス』(原題:Reservoir Dogs、1992年)
映画の方はこのスーツの男たちが強盗するのだけれど何故か警察に動向がバレていて、仲間を疑うといったストーリーがあります。
チェンソーマンもそういったところありますよね。
スポンサーリンク③墓場でポチタを抱きしめるデンジ少年:映画『悪魔のいけにえ』
映画『悪魔のいけにえ』(原題: The Texas Chainsaw Massacre、2003年)。
デンジとポチタの満ち足りた顔が愛おしいですね。
スポンサーリンク④銃を構える岸辺:映画『パルプ・フィクション』
映画『パルプ・フィクション』(現代:Pulp Fiction、1994年)。
確かにチェンソーマンにとってのタランティーノは岸辺ですね。
スポンサーリンク⑤古井戸に飛び込む沢渡アカネ、戦うサムライソードとチェンソーマン:映画『貞子vs伽椰子』
映画『貞子vs伽椰子』(2016年)。
最初分からなくて「何で井戸?」と混乱しました。
スポンサーリンク⑥ホテルの部屋で靴を脱ぐ暴力の魔人:映画『ノーカントリー』
映画『ノーカントリー』(原題: No Country for Old Men、2007年)。
アントンシガーというキャラクターはシリアルキラーで映画の中での悪役。
自分のルールは持っているものの結果的に人を大量に殺めているというところが暴力の魔人と共通しています。
スポンサーリンク⑦外車を運転するアキ:映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』
映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(原題:ONCE UPON A TIME IN HOLLYWOOD、2019年)
助手席のデンジのシートに手を当てて外車を運転するアキ。
手の位置までそっくりですね。
スポンサーリンク⑧テーブルの上をウロウロするコベニと慌てる荒井と止めるアキと無な岸辺:映画『アタック・オブ・ザ・キラートマト』
映画『アタック・オブ・ザ・キラートマト』(原題:Attack of the Killer Tomatoes!、1978年)。
不条理な展開なのにくすっとしてしまう部分がチェンソーマンと共通しています。
スポンサーリンク⑨キャーっと恐怖するデンジと面白がるパワー:映画『女優霊』
映画『女優霊』(1996年)。
チェンソーマンの方はパワーが笑っているのがミソですよね。
スポンサーリンク⑩階段に腰掛ける天使:映画『ジェイコブス・ラダー』
映画『ジェイコブス・ラダー』(原題:Jacob’s Ladder、1990年)。
天国へ通じる「ヤコブの梯子」(旧約聖書)を元にしたと言われる作品の階段部分に「天使の悪魔」を配置するセンスよ…。
スポンサーリンク⑪刀を持ってアキと向き合う姫野:映画『コンスタンティン』
映画『コンスタンティン』(原題: Constantine、2005年)。
アキと姫野がいい雰囲気ですが、映画での末路も原作の結末も…。
スポンサーリンク⑫映画を観る四課:漫画『ファイアパンチ』8巻80話
映画館比較(上:『チェンソーマン』ノンクレジットオープニング / CHAINSAW MAN Opening│米津玄師 「KICK BACK」、左下:藤本タツキ著『チェンソーマン』単行本5巻39話、右下:『ファイアパンチ』8巻80話より引用)
左からデンジ、マキマ、アキ、姫野、コベニ、荒井、後列に天使とサメとプリシラと岸辺、途中からコベニの席をパワーが獲ってしまいます。
単行本5巻39話に登場する「シネマ座」あるいは『ファイアパンチ』8巻80話、『ルックバック』、『さよなら絵梨』にも映画館が登場していました。
椅子の形が一番似ているのはファイアパンチです。
スポンサーリンク⑬ボーリング場にいるデンジとマキマとアキとパワー、アキがストライク:映画『ビッグ・リボウスキ』
映画『ビッグ・リボウスキ』(原題:The Big Lebowski、1998年)。
名前が同じお金持ちに間違われた男性が事件に巻き込まれるという映画ですが、チェンソーマンとデンジとマキマの関係を彷彿とさせます。
スポンサーリンク⑭パワーの水着ショット、首輪をつけて散歩されるデンジ:映画『ソー:ラブ&サンダー』
映画『ソー:ラブ&サンダー』(原題: Thor: Love and Thunder、2022年)。
パワーはデンジの元カノでも娘でもありませんが、デンジとともに戦い、家族の様に親密であるという点が映画に登場する女性たちと通じるところです。
スポンサーリンク⑮ヘビの悪魔と沢渡アカネとサムライソード:原作4巻
ヘビ・沢渡・サムライソード比較(上:『チェンソーマン』ノンクレジットOP 、下:単行本4巻28話より引用)
沢渡とサムライソードはチェンソーマン1期後半に登場するメインの悪役。
沢渡のヘビも原作では登場回数が少なかったですが、脅威となる力でした。
スポンサーリンク⑯銃の悪魔:原作2巻13話
雪山の風景なので北海道襲撃時と思われる(『チェンソーマン』ノンクレジットOPより引用)
単行本2巻13話では銃の悪魔の姿は見られなかったです。
しかし背景に雪山があるので北海道襲撃時ではないかと考えました。
雪山はどことなく海外っぽい感じもしますので、10巻に登場したときかもしれませんが。
スポンサーリンク⑰ハンコを押すデンジと見守るマキマ:原作2巻12話
デンジとマキマのハンコ押すシーン比較(上:『チェンソーマン』ノンクレジットOP、下:単行本2巻12話より引用 )
ここからものすごく大事になる「指をかむ」流れに入ります。
しかしそこをOPに入れないのはあえてですよね、多分。
すごく期待値が上がります!
スポンサーリンク⑱マキマに膝枕されるデンジから食虫植物:ハエトリソウとカルミア
ハエトリソウとカルミア画像比較(上:『チェンソーマン』ノンクレジットOP、下:Google検索のハエトリソウとカルミア画像、矢印は追記)
植物の名前はハエトリソウ(花言葉は嘘と魔性)、カルミア(花言葉は野心)。
⑲微笑むマキマに忍び寄る手とアリ:MV『心臓』
心臓を求める手画像比較(上:『チェンソーマン』ノンクレジットOP、下:MV「心臓」 (TOOBOE、2022年)より引用)
手はMV『心臓』(TOOBOE、2022年)、アリはダリが死の象徴として描くものからきていると考えられます(本編8巻の地獄の描写などにもアリが登場)。
背景の風景は映画『ブラックパンサー』(原題: Black Panther、2018年)という方がいますが、画像を見つけられませんでした。
⑳頭からチェンソーが生えるデンジ:オリジナル
しいて言えば単行本1巻7話の変身シーンが似ていましたが、角度が異なり、アニメ3話の該当シーンともちょっと違いました。
OPの方は頭からチェンソーが生えてくるときの気味の悪さと戸惑いを表すためのシーンに思えます。
チェンソーが生えるシーン(上:『チェンソーマン』ノンクレジットOP、下:単行本1巻7話より引用)
㉑手でアングルを決めるマキマ:映画『ピエロがお前を嘲笑う』
フォーカスするシーン比較(上:『チェンソーマン』ノンクレジットOP、下:映画『ピエロがお前を嘲笑う』(2014年)画像Filmarksサイトより引用)
映画『ピエロがお前を嘲笑う』(原題:Who Am I – Kein System ist sicher、2014年)。
何が本当で嘘か分からない、そんなマキマのつかみどころのなさが映画とリンクしているように感じます。
㉒チェンソーマン登場:オリジナル
よく見るチェンソーマンの角度です。
暗闇かつ土煙が立って目が光るあたりは1話の倉庫での覚醒シーンを思わせます。
㉓二頭のカタツムリを食べさせられそうになるデンジ:ロイコクロリディウム
生物の名前は「ロイコクロリディウム」、寄生して最後は鳥に自身を捕食させる寄生虫。
チェンソーマンのファンであるマキマは最終的に食べられたいと10巻84話で言っていたので、この寄生虫はぴったりのチョイスです。
そして謎の虫もマキマの手からだったら食べてしまうデンジの従順さも原作どおりですね。
㉔鎖の悪魔と戦うチェンソーマンとパワーとアキ:イメージキャラクター「ミャクミャク」
鎖の悪魔が大阪万博の「ミャクミャク(英:MYAKU-MYAKU)」似。
ミャクミャクが大暴れしていると思うとちょっと笑っちゃいますね。
チェンソーマンvs鎖(チェーン)の悪魔って因果なものを感じますが、このオリジナル悪魔が出てきたワケも考察の余地がありそうです。
㉕吹き飛ばされてビルにめり込む:めり込んだ痕がCSM
㉖球体から出てくるチェンソーマン:アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』
アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』(1995年)の12使徒レリエルを倒した際の画と構図が酷似。
㉗金の球体が転がってきて驚くデンジ、パワー(頭脳派作戦メガネ)が打ち返す:映画『ファイト・クラブ』
映画『ファイト・クラブ』(原題:Fight Club、1999年)。
金の球体は5巻38話に登場する最強のタマ蹴りも絶対関係しているはず。
ファイトクラブは二重人格でもう一人の人格が大暴れするといった話(ものすごく乱暴に言うと)ですが、それが2部のアサとヨルの関係性を示唆している感じもしますね。
㉘卵料理を作るデンジ、藤本タツキ爆発が起こる:漫画『さよなら絵梨』
漫画『さよなら絵梨』(藤本タツキ著、2022年)、『チェンソーマン』12巻98話(藤本タツキ著、2022年)
この爆発は何か名前がつきそうですね、タツキ爆発とか?
㉙デンジの夢に登場する扉:原作5巻38話 等
デンジの夢に出てくるドア比較(上:『チェンソーマン』ノンクレジットOP、下:単行本5巻38話より引用)
単行本5巻38話から定期的に登場するデンジの夢の扉。
チェンソーマンでは度々ドアの向こうにいてはいけないもの、見てはいけないがあり、絶望の象徴のような存在。
なので日常っぽいシーンでもドアが出てくるだけで「何かが始まってしまう!」と警戒してしまいます。
㉚ほっとして泣きながら眠るデンジとポチタ:原作1巻7話
眠るデンジとポチタ比較(上:『チェンソーマン』ノンクレジットOP、下:単行本1巻7話より引用)
単行本1巻7話、いなくなったポチタを見つけたあとのデンジとポチタの様子。
ただアニメ3話で該当シーンが描かれましたが、デンジとポチタの位置が逆で、涙もなかったです。
なのでOPはもしかしたら別の何かがあったあとなのかも?
㉛遊ぶパワーとデンジと雪の上に立つアキとそれよりも上にいるマキマ:読書量で見える世界が変わる風刺画
読書量で見える世界が変わる風刺画。
ニャーコと遊ぶパワーと少年時代のデンジとポチタと雪の上に立つアキ、それよりも高く積みあがった本の上に立つマキマがいますが、アキは雪の上から一旦降りてデンジたちと遊ぶこともあったでしょうね。
㉜未来最高をやっている未来の悪魔:アニメ『怪談レストラン』
アニメ『怪談レストラン』ED『Lost Boy』(SEAMO、2009年)にも似ています。
ノリは確かに一緒です。
㉝幽霊の悪魔:原作3巻25話から登場する悪魔
幽霊の悪魔比(上:『チェンソーマン』ノンクレジットOP、下:単行本3巻25話より引用)
原作に夜道で幽霊の悪魔が街頭をつかむというシーンはありませんでした。
希望の灯をつかみ取ってしまうという暗喩なのか、灯をくれるという意味なのか…。
㉞サムライソード:原作3巻23話から登場する存在
サムライソード原作比較(上:『チェンソーマン』ノンクレジットOP、下:単行本3巻23話より引用)
3巻23話から登場する悪魔でも魔人でもないもの。
斧の振り子(ペンデュラム?)も何かの映画のパロディかもしれない、『ソウ5』(SAW V、2008年)とか…?
㉟悪魔を倒して踊るデンジとパワーと見守るアキ:MV 『そうだ!We’re ALIVE』
ゲーム『エーペックスレジェンズ』の踊るところ、あるいはMV 『そうだ!We’re ALIVE』 (モーニング娘。、2002年)。
KICK BACKは「そうだ! We’re ALIVE」をサンプリングした楽曲なので後者が有力。
単行本10巻88話のコベニのダンスも入ってるとの説も…。
㊱コンするアキ:MV 『POP SONG』
MV 『POP SONG』(米津玄師、2022年)。
スポンサーリンクOPに映画のオマージュ・パロディをたくさん使用した意図は?
アニメチェンソーマンのOPに映画のパロディ・オマージュをたくさん使用したことで、何故そうしたのかと疑問の声も上がっています。
また、その疑問に対して作者である藤本タツキさんが映画好きだからじゃないかといった意見も見かけました。
確かに藤本タツキさんは映画好きで知られていて、漫画作品の中にも映画リスペクトを感じます。
しかしそういった理由だけで映画のパロディを利用しないでしょう。
パロディを一つずつ見ていくと、原作に対応している理由がありますし、原作の持ち味も生かされています。
例えば、読書量が見る世界を変えるという風刺画が元ネタとされているところを見ると、アキの足元にあるのは雪。
自身が生まれ育った北海道、家族を失った雪景色がアキのベースになっていると表しているようです。
つまり、作品内のメッセージを分かりやすく伝える手段として映画のパロディ・オマージュを利用したのだと考えます。
スポンサーリンクEDが真っ暗だったのは物語の先行きを暗示?それとも「フツーに聞いてくれ」?
たくさんの表現を詰め込んだオープニング。
しかし対照的にED(エンディング)は何も画像がありませんでした。
これはオープニングで制作陣が力尽きたとも考えられますが、物語の展開、デンジの行き先が明るくないとも取れますよね。
藤本タツキさんの作品は色々と考える要素があって楽しいです。
ただこうやって考えていると、一つの作品のことが浮かんできます。
それは藤本タツキ、遠田おと著『フツーに聞いてくれ』(集英社、2022年)…。
ある少年が同級生に告白したくて作ったラブソングに色々な憶測をつけられてしまうといった作品。
エンディングが暗いのは「フツーに聞いてくれ」というメッセージなのかも?
ちなみに現在はMAPPA公式チャンネルでは特別映像が公開されています。
2話エンディングでは映像あり!
ずっと真夜中でいいのに。の新曲「残機」でした。
声に合った映像でした。
3話もエンディング映像あり!
今週もカッコイイ歌+エンディング映像ありでした。
今回はアニメの絵に近く、救世主っぽいマキマと奴隷っぽいデンジが色々な意味でお似合いでした。
また、放送直後にはマキシマムザホルモンさんがサブスクを解禁するというニュースを出していました。
4話もエンディング映像あり!
パワーのキュートな姿がたくさん見られる映像でした。
3話、4話はパワー回なのでそれに合わせてということでしょうか。
次話はマキマが指を噛む大事なシーンが入るので、5話のedはマキマメインかも?
5話もエンディング映像あり!
5話は4課の面々がメインとなり、ところどころ挟まれる宗教美術っぽいイメージが印象的でした。
6話もエンディング映像あり!
これまでのテイストとはちょっと違うエンディング映像でした!
7話もエンディング映像あり!
7話のアニメの内容を反映している感じでした。
なので姫野がかなりたくさん入っていて、やはりコベニは不憫枠。
8話もエンディング映像あり!
アニメの内容が姫野でいっぱいだったのでエンディングも姫野がたくさん登場していました。
しかし7話とは打って変わって哀悼といった趣でした。
アキの表情が切ないです。
9話もエンディング映像あり!
黒と白と赤という色の少ない構成で、亡き特異課の人たちを弔うような印象がありました。
顔が描かれないシルエットはやはり姫野センパイでしょう。
鬼滅の刃の遊郭編の残響散歌でもおなじみのAimer さんの「Deep down」もかっこよかったです。
10話もエンディング映像あり!
今回もモノクロっぽい映像で、デンジの疾走が多かったです。
本編でデンジが走っているところって実はあんまりないので新鮮でした。
最後にアキとパワーと合流するっていう最高のオチがありました。
11話もエンディング映像あり!
モノクロの世界観とかっこいい曲がマッチしていて、一番好きかもしれないという声が多数あがっていました。
俄然最終話のedも期待できますよね!
12話もエンディング映像あり!
12話も当然のようにエンディングありでした。
最終話っぽくなく、次を意識させるような曲に感じました。
公式アカウントでも「漫画、アニメともに『チェンソーマン』を これからもよろしくお願いします!」とあったので、つづきが描かれるのは間違いないでしょう!
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スポンサーリンクまとめ
アニメ『チェンソーマン』のOPの元ネタについて見てきました。
映画、MV、原作などのパロディ、オマージュがふんだんに使われていて、元ネタを見つけたり、意味深なシーンを考察したりするのがとても楽しかったです。
もちろん本編も素晴らしい出来でしたので、今後もアニメを追いかけていきたいです。
以上、「【画像84枚】アニメチェンソーマンOPの元ネタ一覧全36シーン網羅!映画・風刺画・MV・虫を考察検証」をお届けしました。
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