2022年7月4日に人気漫画『Dr.STONE』(ドクターストーン)最終巻26巻が発売されました。
ただ26巻とその発売同日の週刊少年ジャンプに掲載された特別編に続編をにおわせる内容がありました。
まさかDr.STONE2が始まるのでしょうか?
この記事では最終巻と特別編の内容、作者先生方の直近のコメントなどから、Dr.STONEに続編があるのかどうか考察します。
【10/30】Dr.STONE続編の掲載が決まったので、追記!!!
スポンサーリンクDr.STONEに続編はありえる?
週刊少年ジャンプで連載していた人気漫画『Dr.STONE』(ドクターストーン)。
あらすじ:全人類が謎の石化現象に襲われて数千年後、原始の世界に目覚めた科学の天才「千空」。科学を駆使する千空は、仲間とともにあらゆるものをクラフトして石化の謎に迫っていく…!
2022年3月に惜しまれつつ最終話を迎えた本作は2022年7月4日にコミックス最終巻26巻が発売。
さらに同日に発売された週刊少年ジャンプ2022年31号には特別編「TERRAFORMING」(テラフォーミング)が掲載され、最終話後の千空たちの物語が描かれました。
この26巻と特別編に気になる記載がありました。
続編をにおわせる内容です。
まさかDr.STONE2が始まるのでしょうか?
【2024/3/28追記】2ではなく本編のつづきが描かれました!
スポンサーリンク現時点での結論
まず結論から…
続編はありえるかどうかについて考察した結果、2022年8月時点で「続編はまだない」という結論に至りました。
- 公式が明言していない
- 完結記念サイトがある
この二つが大きな根拠です。
ただ諦めるのは早いです。
作者の先生方はDr.STONE愛にあふれているし、SNS上でも続編を期待する声がたくさんありました。
舞台やファンブックの発売、アニメ3期の放送も2023年春に決定しています。
この反響次第では続編が期待できるのではないでしょうか。
あと「Dr.STONE龍水」の放送前に特別編を発表してくれたのだから、アニメ3期前にも特別編がジャンプに掲載される可能性は高いと考えます(3/27追記:現時点では発表なし…別のお仕事で忙しそう)
ストーリー的にも行き詰って終わったわけではありませんし、人気もあったわけですから、作者の先生方さえその気になってくれたら続編の可能性は十分にありえます。
過去の週刊少年ジャンプの歴史で、Dr.STONEのように人気がありながら、惜しまれつつ連載を終了し、その後に続編の連載が始まった事例もあります。
いくつかご紹介しておきます。
スポンサーリンク続編・連載再開があったジャンプ有名作品
作品名 | 巻数 | 連載 | 終了時 | 再開時期 | 続編 掲載誌 | 続編名 (変更時) | 巻数 |
あやかしトライアングル | 9巻 | 2020年~2022年 | 10巻 | 2022年~ | ジャンプ+ | – | – |
チェンソーマン | 11巻 | 2019年~2021年 | – | 2022年~ | ジャンプ+ | – | – |
トマトイプーのリコピン | 6巻 | 2017年~2018年 | 3巻 | 2018年~ | ジャンプ+ | – | |
ワールドトリガー | 24巻 | 2013年~2018年 | 19巻 | 2019年~ | ジャンプSQ | – | – |
To LOVEる | 18巻 | 2006年~2009年 | – | 2010年~2017年 | ジャンプSQ | To LOVEる -とらぶる- ダークネス | 全18巻 |
銀魂 | 77巻 | 2004年~2018年 | 77巻 | 2018~2019 | ジャンプGIGA、銀魂公式アプリ | – | – |
D.Gray-man | 27巻 | 2004年~2009年 | 19巻 | 2009年~ | ジャンプSQ、ジャンプSQ.RISE等 | – | – |
NARUTO-ナルト- | 72巻 | 1999年~2014年 | – | 2015年、2016年 | 週刊少年ジャンプ、Vジャンプ | NARUTO -ナルト- 外伝、BORUTO-ボルト- | 計17巻以上 |
テニスの王子様 | 42巻 | 1999年~2008年 | – | 2009年~ | ジャンプSQ | 新テニスの王子様 | 既刊38巻 |
シャーマンキング | 32巻 | 1998年~2004年 | – | 2018年~ | 少年マガジンエッジ | SHAMAN KING THE SUPER STAR | 既刊6巻 |
ライジングインパクト | 17巻 | 1998年~1999年 | 2巻 | 1999年~2002年 | – | – | – |
封神演義 | 23巻 | 1996年~2000年 | – | 2001年、2018年 | 週刊少年ジャンプ、ヤングジャンプ | 異説 封神演義、封神演義外伝~仙界導書~ | 各1巻 |
陣内流柔術武闘伝 真島クンすっとばす!! | 15巻 | 1995年~1998年 | – | 2009年~2021年 | コミックBREAK | 陣内流柔術流浪伝 真島、爆ぜる!! | 全21巻 |
るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- | 28巻 | 1994年~1999年 | – | 2017年~ | ジャンプSQ | るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚・北海道編- | 既刊8巻 |
HARELUYA | 1巻 | 1991年~1992年 | – | 1992年~1999年 | – | BØY | 33巻 |
ジョジョの奇妙な冒険 | 63巻 | 1987年~2004年 | – | 2005年~ | 週刊少年ジャンプ、ウルトラジャンプ | ジョジョの奇妙な冒険 Part〇〇 | 計68巻以上 |
聖闘士星矢 | 28巻 | 1985年~1990年 | – | 2006年~ | 週刊少年チャンピオン | 聖闘士星矢 NEXT DIMENSION 冥王神話 | 既刊14巻 |
ドラゴンボール | 42巻 | 1984年~1995年 | – | 2010年~ | Vジャンプ、最強ジャンプ、ジャンプ+等 | ドラゴンボールSD、ドラゴンボール超等 | 計27巻以上 |
男坂 | 10巻 | 1984年~1985年 | 3巻 | 2014年~ | 週プレNEWS、ジャンプ+ | – | – |
銀牙 -流れ星 銀- | 18巻 | 1983年~1987年 | – | 1999年~2009年 | 週刊漫画ゴラク | 銀牙伝説WEED | 全60巻 |
キャプテン翼 | 37巻 | 1981年~1988年 | – | 1984年~ | 週刊少年ジャンプ、ヤングジャンプ等 | ボクは岬太郎、キャプテン翼 ワールドユース編等 | 計81巻以上 |
ハイスクール!奇面組 | 20巻 | 1980年~1982年 | – | 2001年~2005年 | 月刊少年ガンガン | フラッシュ!奇面組 | 未完3巻 |
キン肉マン | 79巻 | 1979年~1987年 | 36巻 | 1998年、2011年~ | 週刊プレイボーイ | – | – |
かなりたくさんありますが、実はこれ、たくさんある事例の一部。
設定を全て引き継ぐ続編もあれば、主人公や掲載誌、作画担当が変わったり、すぐに再開されることもあればかなり経ってから再開したりと、再開のパターンも様々でした。
ちなみに連載年が「新→古」の順に並べていますが一番古いキン肉マンが十数年後に再開、現在も連載中というのは頼もしい例ですよね。
逆に近年の作品で見ると上から9つ全てが、終了後すぐ~1年後くらいに再開し、ジャンプ+かジャンプスクエアといったジャンプ系列媒体に掲載という形でした。
Dr.STONEもこの事例に倣ってくれたらいいですね!
このような状況から、最終的な結論は「続編はまだないけれど特別編は2023年に期待できる」とします。
この記事ではさらにDr.STONE最終巻と特別編、ファンブックの内容、作者先生方の直近のコメントなどからも、Dr.STONEに続編があるのかどうか考察します。
スポンサーリンク特別編TERRAFORMINGは続編へのサイン?
ここから特別編や最終巻、ファンブックについての多少のネタバレを含みますのでご注意ください!
週間少年ジャンプ2022年31号に掲載された【特別編】の内容は、最終話後の千空たちの物語。
特別編を読み、続編の可能性を感じることができました。
作品の中で『Dr.STONE2が始まる』と明記されたわけではありません。
しかし、「つづきがあってもおかしくないのでは?」と思わせるような内容がありました。
それは、Dr.STONE特別編TERRAFORMINGが、千空たちが他の星に進出するという新たな物語を感じさせる終わり方だったことです。
左:ノリノリなクロムとスイカ/右:テラフォーミング計画を発表する千空[1]稲垣理一郎原作、Boichi作画週刊少年ジャンプ掲載『Dr.STONE 特別編TERRAFORMING』(集英社)より引用、左は197p/右は194p-195p
特別編のストーリー:千空が仲間たちと海で遭難!しかし得意のクラフトスキルで海上に入植、ラストで助けに来たゼノと合流。そこで千空は絶賛クラフト中のタイムマシンづくりには地球素材だけでは足りない、他の星に進出してテラフォーミングすると宣言!!宇宙都市のロードマップを作るところで特別編は幕を閉じたのでした…。
テラフォーミング計画に仲間たちは乗り気でした。
何も持たないところからの海上サバイバルをこなしたあとでのテラフォーミング計画発表だったので、宇宙都市建設も不可能ではないと思わせる説得力もありました。
Dr.STONEに登場する科学知識は現実のレベルに即していて宇宙計画はかなりのオーバーテクノロジーにも思えます。
ただ本編ではすでに超科学的存在である「ホワイマン」や「石化光線」が登場済み。
左:Dr.STONE1巻表紙/中央:1話で石化する大樹/右:地球を覆うホワイマンからの石化光線[2]稲垣理一郎原作、Boichi作画『Dr.STONE』(集英社)1巻1話より引用
ある程度のオーバーテクノロジーが新たに登場しても設定に無理はありません。
このことからもテラフォーミング編の続編を描くことは可能だと考えられます。
もしあくまで現実に即したレベルの科学でいくのであれば、宇宙進出の過程を描くというパターンもありえます。
また、Dr.STONEには千空だけでなくコハクやクロム、スイカ、龍水、ゲン、羽京、司、ゼノといった魅力的なキャラクターがたくさんいて、彼らも特別編で活躍していました。
彼らを主役にしたスピンオフというパターンもありえるはず。
原作は後半かなり駆け足で進み、ロケットづくりや各国の都市建設などは大分はしょられていましたので、「実はあのときこんなことがあった」というネタは多いでしょう。
人気投票結果上位キャラが主役かも…?[3]Dr.STONE4周年記念企画特設サイト第3回web限定人気投票結果より引用
つまり続編としては「宇宙入植編」が本命、千空以外が主役のスピンオフ、外伝も大穴として考えられます。
Boichiさんは『Dr.STONE 公式ファンブック科学王国事典』の百問語というインタビューページの中でインドで目覚めた人たちのデザインは外伝も考慮しているといった回答をしています。
インドで目覚めたのは左にいるSAIと…誰?[4]左:稲垣理一郎原作、Boichi作画『Dr.STONE 公式ファンブック科学王国事典』(集英社)、右:『ドクターストーン』24巻207話より引用、赤丸は追記
インドで目覚めたSAIと名もなきキャラクターたちが主役の外伝もワンチャンあるのかもしれません。
スポンサーリンクDr.STONE最終26巻に続編を匂わせる記述
Dr.STONE最終巻26巻のラストにあった「THE END AND TO BE CONTINUED」は「終わりだけれどつづく」という意味。
26巻ラストページの気になる一文[5]稲垣理一郎原作、Boichi作画『Dr.STONE』(集英社)26巻最終ページより引用、赤丸は追記
それ以外には続編を明確に感じさせる記述はありません。
ただ、ジャンプ掲載時にはなかったコミックス版の書下ろしには、若干その後を思わせる内容の追加がありました。
最終話後の後日談の一部[6]稲垣理一郎原作、Boichi作画『Dr.STONE』(集英社)26巻より引用
最終話が終わった次ページから科学王国の人たちのアナザーストーリーが文字だけで説明されています。
龍水はすべて欲しがっているとか、ゲンがドイヒーな扱いを受けているといったおおむね相変わらずのパターン。
その合間にニッキーがモテているとか氷月の特赦のこと、金狼や銀郎やモズなどの意外な就職先などの「おっ!」と思わせる内容が書かれていました。
そして新たな「Dr.STONE」が何かということも書かれています。
「石鹸から始まり石化装置となったドクターストーン、こうきたか!」と感動しました。
ただこれが続編と結びつけられるかというとちょっと弱いです。
スポンサーリンク週刊少年ジャンプ2022年31号掲載の情報
週刊少年ジャンプ2022年31号を今一度確認したところ、やはり続編の有無には触れていませんでした。
- アニメ2期のつづきとなるエピソード『Dr.STONE龍水』の7月10日放送
- 舞台『Dr.STONE THE STAGE SCIENCE WORLD』が2022年7月9日からスタート
- 『Dr.STONE公式ファンブック科学王国辞典』が2022年8月4日に発売
- 完結記念サイトオープン
しいて言えばジャンプ巻末の作者さんたちのコメントがちょっと気になります。
原作者の稲垣理一郎さん
「夏はDr.STONEのあれやこれやがあるのでぜひ見てね!」
作画のBoichiさん
「Dr.STONEを描ける瞬間がここまで幸せだっとは……。」
出典:「週刊少年ジャンプ」2022年31号(集英社)巻末コメントより引用
作者さんたちが言っているのはアニメや舞台、ファンブックの追記のことでしょう。
しかし「続編のにおわせ」と取れないこともない…?
スポンサーリンク『Dr.STONE龍水』の無料配信動画は見た?
ドクターストーンのアニメでは龍水をメインにした特別編が放送されました。
こちらを見たところやはり漫画の続編に関わる発言、映像はありませんでした。
ただその後発売されたLINEスタンプには『Dr.STONE龍水』に登場した部分がたっぷり入っているし、作品自体もすごく面白かったです!
一筋縄ではいかないけれど愛さずにはいられない龍水の王様っぷりが本当に良かったです。
見ていないという方はABEMAやU-NEXTの無料お試し期間などを利用すれば無料で見られます。
これらのサービスは2週間ほどの無料期間があり、期間の途中で解約しても2週間いっぱい有料会員用のサービスがタダで使えます。
気になる方はチェック!
スポンサーリンクDr.STONEの続編を期待する声は多数!
Dr.STONEの特別編が掲載されたことでSNS上も盛り上がっていました。
みなさん特別編に大満足だったものの、特別編が良ければ良いほど続編への期待が高まったようです。
短期連載でもいいという声もありましたが、個人的には長期連載を切望してしまいます。
原作の稲垣理一郎さんも作画のBoichiさんも別の連載を抱えていて忙しいかとは思います。
ちなみに2023年現在のお二方の連載作品↓
- 稲垣理一郎さん原作、池上遼一作画『トリリオンゲーム』(スペリオール、小学館、2021年~、ドラマ化決定)
- Boichiさん『絶賛セカイメシ ~食べればこの世のすべてがわかる~』(モーニング、講談社、2022年~)、『人体レスキュー探検隊-VICERIS VOYAGE-』(勉タメジャンプ、集英社、2023年~)←NEW
集英社ではないお仕事が多いところがちょっと気になりますが、ファンブックでは担当編集者もまた仕事を依頼したいとコメントしたりしていました。
集英社との関係は悪くないはず。
スポンサーリンク【2023年10月30日追記】Dr.STONE続編の新着情報がジャンプに掲載
連載が終わってもう数年も経つのにいまだに毎週のように週刊少年ジャンプに「千空メディア論文」が掲載されているのも、Dr.STONEの存在の大きさを感じさせます。
そしてついに、Dr.STONEのアナザーでも番外編でもない、ガッツリしたつづきが週刊少年ジャンプに掲載されることになりました!!!
全3回、週刊少年ジャンプ2023年49号からスタート。
千空のテラフォーミングが見られるのでしょうか、大樹の新婚生活、ゲンや龍水、ホワイマンは元気?
気になること100億個あります!
先生方の今の連載後、もしくは連載の合間を縫って隔月とか不定期でぜひDr.STONE続編を書いてほしいですね。
冒頭でもお話したとおり、作者の先生方に描きたいと思っていただけたら続編は十分にありえます。
コミックスやファンブックの購入や続編を望む気持ちを発信して続編を待ちましょう!
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まとめ
週刊少年ジャンプにて連載されていた人気漫画『Dr.STONE』の続編について考察しました。
最終巻26巻と特別編の内容から続編の可能性を感じました。
ただジャンプおよび作者の先生方が続編を明言していないことから今のところ続編はないと結論づけ、2023年のアニメ3期放送前に特別編がジャンプに掲載されると予想(34/4現在は未発表…)。
それまではコミックスやファンブック、舞台、アニメ1期&2期などを楽しみ、Dr.STONEを盛り上げていきましょう。
もしかしたらそれが続編に繋がるかもしれません。
以上、「Dr.STONE特別編TERRAFORMINGは続編への布石?ストーリーは繋がっていくのか考察してみた」をお伝えしました。
スポンサーリンク脚注
↑1 | 稲垣理一郎原作、Boichi作画週刊少年ジャンプ掲載『Dr.STONE 特別編TERRAFORMING』(集英社)より引用、左は197p/右は194p-195p |
---|---|
↑2 | 稲垣理一郎原作、Boichi作画『Dr.STONE』(集英社)1巻1話より引用 |
↑3 | Dr.STONE4周年記念企画特設サイト第3回web限定人気投票結果より引用 |
↑4 | 左:稲垣理一郎原作、Boichi作画『Dr.STONE 公式ファンブック科学王国事典』(集英社)、右:『ドクターストーン』24巻207話より引用、赤丸は追記 |
↑5 | 稲垣理一郎原作、Boichi作画『Dr.STONE』(集英社)26巻最終ページより引用、赤丸は追記 |
↑6 | 稲垣理一郎原作、Boichi作画『Dr.STONE』(集英社)26巻より引用 |
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