幻影旅団の過去編の結末考察|サラサ喪失で盗賊A級首になるところまで?悪役に惹かれて奪う側になった理由

幻影旅団の過去編の結末考察|サラサ喪失で盗賊A級首になるところまで?悪役に惹かれて奪う側になった理由ハンターハンター

漫画『HUNTER×HUNTER』(ハンターハンター)に登場する凶悪盗賊「幻影旅団」、通称「クモ」。

クラピカの仇敵でむごいことも平気で行う彼らですが、395話から始まった過去編で初めから非道ではなかったと判明。

ではどのタイミングで悪役から悪に変わってしまったのでしょうか?

この記事ではサラサが奪われたときが幻影旅団の奪う側になった転機だと考え、過去編の結末を考察します。

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幻影旅団の過去編の結末考察|サラサ喪失で盗賊A級首になるところまで?

幻影旅団の過去編で分かったクロロの変貌
幻影旅団の過去編で分かったクロロの変貌(左が過去編、右がヨークシンでの姿)[1] … Continue reading

週刊少年ジャンプ連載中の人気漫画『HUNTER×HUNTER』(ハンターハンター、冨樫義博著、集英社)に登場する盗賊「幻影旅団」、通称「クモ」

A級首の盗賊集団でクラピカの一族「クルタ族」の緋の眼を残酷な方法で奪ったクラピカの仇です。

しかし、395話から幻影旅団の過去回想がスタート。

これまでの極悪非道なイメージがどんどん覆されていきますが、結末はどうなるのでしょうか?

過去編から考察していきます。

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幻影旅団の過去編はどんな感じ?

サラサは旅団の精神的支柱だった
過去編で描かれたサラサと旅団メンバー[2]2022年11月28日発売週刊少年ジャンプ2022年52号掲載『HUNTER×HUNTER』(ハンターハンター、冨樫義博著、集英社)396話より引用

過去編で明かされた事実をご紹介。

まず幻影旅団が生まれた場所、何でも捨てていい場所「流星街」の状況が今と違いました。

今は報復を恐れて誰も手出しはしない場所ですが、昔は住人には何をやってもいいと思われて悪党が入り込んで住民をさらったりしていました。

時系列としては過去編は10数年前くらいの話です。

クロロは現在28才くらいで過去編では10代前半といった風貌なので。

つづいて旅団の目的。

最初は特撮番組「清掃戦隊カタヅケンジャー」の吹き替えショーを行うという目的からできたものでした。

>旅団が自称する「クモ」も怪人にいるのかも…?

次のメンバーが出てきています。

  • №0団長クロロ=ルシルフル:無垢な少年で、年下のパクノやサラサに助けられつつも聡明さと優しさを持ち合わせていた
  • №1ノブナガ=ハザマ:距離を置いていた雰囲気だったけれど396話の上映会きっかけで仲間入り
  • №2フェイタン=ボートオ:チリチリ、クロロを認めて仲間入り
  • №3マチ=コマチネ:元はウボォーのグループにいたけれど嫌なものは嫌、仲間に入っても姫役は拒否
  • №5フィンクス=マグカブ:メンチ顔は変わらない、クロロを認めて仲間入り
  • №6シャルナーク=リュウセイ:クロロと行動をともにする無邪気な少年
  • №7フランクリン=ボルドー:クロロと行動していて、ウボォーの挑発を真正面から受けて立つ男気もある
  • №8?シーラ:サラサが好きでハンター志望
  • №9パクノダ:クロロの良き理解者でクロロの優しさを好きだと言っていた
  • №11ウボォー:自分の縄張りで王様をしていたけれど上映会でクロロを認めて仲間入り
  • №?サラサ:クロロを守ると公言、ウボォーの気持ちを代弁して素直になるきっかけをあげた仲間想いな最年少の少女
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サラサ喪失でクロロたちの価値観が揺らぐ

上でも分かるとおり、クロロは最初こそリーダーの頭角を現していませんでした。

しかし定期集会の上映会で何人もの声色を操ったり、翻訳したり、企画したりして、すごさを知らしめます。

それからサラサのアシストもあってウボォーやフェイタン、フィンクスといった不良少年らと仲間になりました。

サラサは旅団にとってかなり重要な存在です。

なのに現在幻影旅団にはおらず、396話ラストでは単独行動をしていました。

ハンターハンター396話不穏なラスト

サラサが悪党に狙われるフラグ(ハンターハンター396話より引用)

おそらくサラサは悪党の最後の狩りに巻き込まれるのでしょう。

吹き替えショーで世界中を回ろうという集まりだった旅団が、欲しいものは奪うA級首の盗賊集団になったのは、このサラサ喪失が原因と考えられます。

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【12/12追記】幻影旅団の過去編は397話で一旦終了

幻影旅団の過去編は397話で一旦終了となりました。

サラサは悪党の手にかかり、クロロは悪になって悪を倒す決意をし、3年の準備を経て現・旅団メンバーの前に姿を現しました。

今後は本編の中で盗賊になったあとのエピソード、あの紙の内容の話が明かされるのでしょう。

ちなみに私は「397話」だということに着目してみました。

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幻影旅団の過去編の結末考察|悪役に惹かれて奪う側になった理由を考察

幻影旅団メンバーは世界中で人気のカタヅケンジャーのビデオを拾い、自分たちの言葉に翻訳して吹き替えショーを行っていました。

配役としてはこんな感じ。

  • クロロ:レッド
  • パクノダ:ピンク
  • シーラ:パープル
  • サラサ:オレンジ
  • ウボォー:
  • ノブナガ:グリーン
  • フェイタン:イエロー
  • フィンクス:ブルー
  • 天才博士:シャルナーク
  • フランクリン:魔黒大王
  • マチ:なし

ヒーローも悪役もまんべんなくいますが、現在の幻影旅団のやっていることは「主に盗みと殺しでたまに慈善活動」(ハンターハンター9巻ヒソカ談)。

慈善活動の内容は分かりませんが、犯罪がメインです。

ヒーローと悪役をやっていたのに悪へと変わってしまったわけです。

おそらく旅団はサラサを奪われたことがきっかけで、ピンチになってから救うヒーローに失望したのではないでしょうか。

そして奪われる側ではなく奪う側になりたいと切望したのだと予想します。

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過去編はパクノダの回想と繋がるところまで?

過去回想編がどこまで描かれるかについては回想編が始まるきっかけとなったノブナガの発言から予想します。

ノブナガは旅団の成り立ちを「諦めと怒りが原動力だったろ?」(ハンターハンター395話)と言いました。

つまり、諦めと怒りが原動力になるところ、欲しいのなら奪おうと誓って盗賊になるところで終わりそうです。

あとはパクノダの回想と繋がる可能性もあります。

幻影旅団過去編は結成まで

幻影旅団過去編は旅団の結成まで(左は395話、右は114話)[3]左:ハンターハンター395話、右:単行本12巻114話より引用

パクノダの回想は114話で描かれています。

クロロがメンバー(ノブナガ、ウボォー、フランクリン、マチ、パクノダ、黒髪の誰か)に向かって自分がリーダーであることを宣言しているシーンです。

マチが「あれクロロ…?」と思っていたし、見た目的にも395話の過去編より少し上です。

メンバーは一旦バラバラになって修業してから集合、結成となったのかもしれません。

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【12/12追記】パクノダの回想と繋がった過去編

過去編は幻影旅団として本格始動する直前、パクノダの回想と繋がって終了となりました。

予想通りではありますがやはりもっと見たかった…!

ただ謎は残っていますし、本編の中で追加エピソードが出るのは確実でしょう。

クルタ族を襲った理由、クロロたちが作ったサイトはおそらくツェリがクルタ族の目を投稿した闇サイトのはずなので、そこの繋がりが描かれる過程で旅団の過去編のつづきが出そうです。

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幻影旅団の過去編の結末を読者はどう考えている?

Twitter上のトレンド幻影旅団
Twitterトレンド入り「幻影旅団」

2022年11月現在、トレンド入りした「幻影旅団」。

多くの人が旅団に興味津々なわけですが過去編の結末を考察しているツイートをご紹介します。

サラサ喪失で旅団(あと読者)にトラウマが生まれると予想している方が多かったです。

あとはクルタ族がサラサの悲劇に関わるのではないかという考察、過去編にクルタ族虐殺もはいるのではないかという予想もありました。

ハンターハンター0巻(劇場版特典)にシーラがクルタ族のところに迷い込んだという描写もあったし、過去編に食い込んでくる場合もありそうです。

また、幻影旅団が乗っているBW号にはクラピカもいて、今後遭遇する可能性は高いです。

遭遇前に因縁部分を明確にしておくのかもしれません。

\そのほかの記事はこちら/

ハンターハンター最新話のネタバレ考察はこちら

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まとめ

ハンターハンターに登場する幻影旅団の過去編の結末について考察しました。

過去編は今後、サラサが悪党に奪われてクロロたちの価値観が揺らぎ、悪役から悪になるところが描かれ、パクノダの回想に繋がって終了するのではないかと考えました。

Twitter上ではクルタ族虐殺も過去編に入るという意見が多かったです。

ありそうだけれどトラウマになりそう…!

以上、「幻影旅団の過去編の結末考察|サラサ喪失で盗賊A級首になるところまで?悪役に惹かれて奪う側になった理由」をお届けしました。

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脚注

脚注
1 左:2022年11月21日発売週刊少年ジャンプ2022年51号掲載HUNTER×HUNTER(ハンターハンター、冨樫義博著、集英社)395話、右:ハンターハンター単行本8巻71話より引用
2 2022年11月28日発売週刊少年ジャンプ2022年52号掲載『HUNTER×HUNTER』(ハンターハンター、冨樫義博著、集英社)396話より引用
3 左:ハンターハンター395話、右:単行本12巻114話より引用