人気漫画『HUNTER×HUNTER』(ハンターハンター)の王位継承編に登場するツェリードニヒ王子、通称「ツェリ」。
人間性に問題があるのに“念”の天才という厄介なキャラクターです。
そんなツェリの軍学校時代の同期生がハンターハンター394話で登場。
ツェリを友達として慕っているようですが、そんな彼らがモレナに捕まることで、ツェリの残虐性がさらなる覚醒を果たすのではないでしょうか。
この記事ではツェリと友達の関係性、軍学校4期でのエピソードなどから今後の展開を考察します。
スポンサーリンクツェリードニヒの友達登場はさらなる残虐性覚醒へのフラグ?
今回考察するのはこちらの漫画。
冨樫義博著『HUNTER×HUNTER』(ハンターハンター、既刊37巻、集英社、1998年~)
面白さと文字数増加が加速しているハンターハンター「王位継承編」のツェリードニヒ王子とその友達についてです。
ハンターハンター394話では、問題児揃いの王子の中でも別格の危険性を持つツェリードニヒ王子の友達が登場。
ツェリードニヒの私設兵の優秀な下っ端であり、ツェリードニヒがかつて通っていた王立軍学校4期の同期生たちです。
スポンサーリンクツェリの友達で王立軍学校4期のメンバー
394話時点で判明している王立軍学校4期のメンバーはツェリードニヒ以外だと次のとおり。
- ボークセン一等兵…王子居住区周辺警護担当、準協会員、テータと仲がいいキャリア志向。名前の由来は欅坂46の楽曲「僕たちの戦争」(ぼくたちのせんそう)
- オトシン二等兵…第3層勤務、王子にタメ語で口答えできる、ギッパー伍長と糞合戦を繰り広げる。由来は欅坂46の「大人は信じてくれない」(おとなはしんじてくれない)
- モーモリー…王子の性質をよく知る女性、若干毒舌、由来は欅坂46「もう森へ帰ろうか」(もうもりへかえろうか)
- 面長うす眉…王子の性質や自身の生存を諦めがち
- パーマでアゴたぷん…頭の回転が速い
- 黒髪イケメン…頭の回転が速い
- ギッパー伍長?…出世欲があるけれど能力はボークセンたちに劣る
明らかに年上なギッパー伍長がメンバーに入っているのは、オトシンを罵倒していた時に「4期出身名物糞合戦」と言われていたためです。
ただギッパーはツェリードニヒの友達という感じではありません(教官と生徒だった?)。
ギッパーはツェリードニヒの略称すら許さない厳格さがありました。
一方、ギッパー以外のメンバーはツェリードニヒの人間性について「器が小っさい」、「正論はタブー」などと軽口交じりに言及していて親しさが見えます。
また異常な報復行動についても把握していました。
モレナへの怒りを表し、モレナに協力していた執事を肉片に変えたツェリードニヒ[3]画像は2つとも単行本37巻384話より引用
しかし、彼らはそんなツェリの「友達」を自称していて「お前ホントにそれでいいのかよ…!?」と案じている場面もありました。
ツェリの残虐性を知っているのにも関わらず、友達でいられるのはツェリにも愛すべき面があり、彼らの間に絆があるからでしょう。
ツェリードニヒを友達として案じるモーモリーたち[4]画像はハンターハンター394話より引用
今後は彼らの露出が増え、過去編も描かれてツェリのイメージアップが図られるのではないでしょうか。
しかし、ツェリにとって特別な人たちが描かれたということは、それが損なわれる場合もあるということ。
モレナがボークセンたちに危害を加えた結果、ツェリ激怒、残虐性覚醒なんて場合もありえるかもしれません…。
念能力を使ったツェリの攻撃はこれまでの解体とは比較にならない残酷なことができそうです。
テータが念獣から警告された嘘をつくと「人間でなくなる」様子は対モレナ戦に描かれるのかもしれません。
スポンサーリンク軍学校4期でツェリが慕われていた理由から今後の展開を考察してみた
合理性あふれる行動を取るツェリ同期友達[5]画像はハンターハンター394話より引用
王立軍学校4期の同期たちがツェリを慕った経緯は何でしょうか?
能力が高く、合理性のあるボークセンたちがツェリを慕っているのには、それに見合う理由があるはず。
ツェリと彼らの間には価値観を揺るがすような出来事があったのではないでしょうか。
その理由、理由が判明したあとで起こりそうな展開を考察します。
スポンサーリンクボークセンたちがツェリードニヒを慕った出来事とは?
ツェリードニヒと王立軍学校4期の同期だったボークセンたちは、ツェリの嗜虐嗜好を分かっていても立場が離れたまま友達でいたいと望んでいました。
さらにツェリに心の中で「お前ホントにそれでいいのかよ…!?」と語り掛けていたことから、何らかの変化を望んでいると分かります。
頭が切れるボークセンたちほどの人材が変化を期待しているということは、無理ゲーではなく、ツェリにはそれが可能だということ。
変化の片りんを王立軍学校時代に見たのではないでしょうか。
具体的な出来事はまだ分かりませんが、次のようなことが起こったと予想。
- ツェリが誰にもできないやり方でボークセンたちを救った
- ツェリが語った理想の王論がボークセンたちに響いた
- ツェリのポテンシャルの高さと危なっかしさで庇護欲が沸いた
- ツェリには別の人格があってそっちに惹かれている
直近でツェリが発現させた”絶”ると未来視できるのがボークセンたちの友情誕生に関係するのなら、4の別の人格がある説が怪しいと思います。
普通の念能力は絶状態では使えないはずなので、絶によって未来視ができるのは別の人格の能力だからではないでしょうか。
スポンサーリンクボークセンらはモレナに捕まる可能性も高いけれど勝てる?
モレナはツェリの私設兵を狙っているけれど対策済み[6]画像はハンターハンター394話より引用、赤丸は追記
ハンターハンター394話でツェリの友達が登場する前、モレナがツェリードニヒの私設兵を捕まえて“恋のエチュード”(サイキンオセン)に感染させて動向を把握したいと話していました。
対するボークセンたちはモレナに捕まる想定を始めている…これはモレナがツェリの友達を捕まえるフラグと考えられます。
よってモレナはツェリの友達、あるいは彼らの周囲の私設兵、例えばギッパー伍長らへんを捕まえるのでしょう。
彼らは念能力者ではないようですが思考能力が優れています(394話は彼らの思考でコマが埋め尽くされていた)。
ボークセンらの具体的な想定は描かれていませんが、ツェリの不利益にならないようにする対策(自害や脱出方法等)、仲間にそれを伝える方法の模索が行われたはず。
念によって操作されているか否かの判別方法を的確に行う、という展開もありそうです。
ハンターハンター界では、無能力者vs能力者がほぼなく、天空闘技場編(単行本6~7巻)らへんでちょっと描かれたくらいです。
念に目覚めていないゴンが痛い目を見ましたよね。
ただボークセンたちが必ずしも同じ目に遭うとは思えません。
ハンターハンターでは初の無能力者が頭脳で能力者に勝つ展開が見られるかもしれません。
スポンサーリンク王立軍学校4期のメンバーに対する読者の反応は?
ハンターハンター394話で登場した王立軍学校4期のメンバーについてTwitterで反響を調べました。
クズという共通認識があったツェリードニヒに良い奴らっぽい友達が現れたので、困惑した読者が多かったです。
あとテータと一緒に合格した5人の中にボークセンがいないから混乱している読者も…。
好意的に考えるのであれば、
- テータの後ろにいるのは合格者じゃない
- ボークセンに変身能力がある
といったところでしょうか。
また、ボークセン、オトシン、モーモリーだけでなく、名前が分かっていないイケメンにもすでにファンが出てきていました。
確かにあのツェリードニヒを慕って更生させられると信じる彼らはすごいし、思考力も優れていて魅力的ですよね。
ツェリードニヒにどんな伸びしろがあるのかはまだ不明ですが、ただ成敗されるためだけに登場した救いようのない悪役ではないという深みが出てきました。
どこまでイメージを挽回するのか、友人たちが期待するように変わるのか、それとも真逆に覚醒してしまうのか…楽しみですね!
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まとめ
『ハンターハンター』の王位継承編に登場する第4王子ツェリードニヒ、通称ツェリとその友達について見てきました。
王立軍学校4期の同期だったボークセンたちはツェリを慕っていて、現状のツェリに不満を持っているようでしたが、おそらく軍学校のときに王にふさわしいツェリの姿を見ているのではないでしょうか。
今後はモレナによってピンチに陥り、持ち前の頭脳で能力者に勝ったり、ヒドイ目に遭った場合は必要以上の報復をツェリがしたりするのではないかと考えました。
これからもツェリと友達の動向をチェックしていきましょう!
以上、「ツェリードニヒの友達登場は残虐性覚醒へのフラグ?軍学校4期でツェリが慕われていた理由から今後の展開を考察してみた」をお伝えしました。
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