【25作品】冨樫義博の天才っぷりをもっと知りたい人へ!本人執筆同人誌や元アシスタントが描いた漫画や小ネタを紹介

【25作品】冨樫義博の天才っぷりをもっと知りたい人へ!本人執筆同人誌や元アシスタントが描いた漫画や小ネタを紹介漫画サイト

人気漫画家「冨樫義博」さんの話題が最近よくニュースになっています。

Twitterのつぶやき、漫画『HUNTER×HUNTER』の連載再開、「冨樫義博展」の開催のこと等々…。

もっと冨樫義博さんの天才っぷりを知りたいという方も増えたことでしょう。

この記事では冨樫さんが描いた漫画作品や絵本、同人誌、元アシスタントや別の漫画家が描いた漫画、アニメ化作品のインタビューなどをご紹介。

富樫さんファン必見の内容です!

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冨樫義博の天才っぷりが分かる作品

ハンターハンター36巻書影
冨樫義博著『HUNTER×HUNTER』36巻書影(集英社公式サイトより引用)

冨樫義博さんのすごさは作品を読めばすぐに分かりますよね。

そのためみなさんがよく知る作品から知られざる創作物までご紹介していき、知らないものをチェックしていただくことでその天才っぷりを再確認していただけるかと思います。

25作品ほどご紹介します。

ちなみに「天才」という言葉は才能にあぐらをかいている感が出ますが、決して冨樫さんが努力や研究をしていないという意味ではありません。

そのすごさを総合的に表す言葉がこの世にないのでここでは「冨樫義博さんは天才」と表しています。

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【基本編】週刊少年ジャンプ掲載の作品

>桑原が真ん中にいるの感慨深い…

これまで出版された漫画単行本は次のとおり、全て集英社です。

リンクから試し読みができる公式ページにいけます。

プロフィールや単行本になっていない作品についてはWikipedia、細かいエピソードはニコニコ大百科を読むとよく分かります。

大学時代について語っている山大聖火リレーのインタビューも興味深かったです。

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【応用編】それ以外の出版物・メディア

その他の出版物・メディアだとこんな感じです。

※同人誌については現在販売されていない、かつ入手や本人が描いたのかどうかの判断が難しいです。

他所のサイト「ホワイトデータマンション」さんが一覧にしていて、その方の同人誌リストは正確なのではないかと思います。

ちょっと前のデータです。

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冨樫義博の天才っぷりをもっと知りたい人はどれを読めばいい?

>最近発売されたクロニクルはH×H、幽遊白書、レベルE、てんで性悪等が入っている!

冨樫さんの作品はどれも面白いです。

全部読めば間違いがありませんが、出版されている作品は数十冊。

読破するには時間もかかるし、どこから読めばいいか迷う方もいるかと思いますので、おすすめの読み方をご紹介します。

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【基本編】おすすめの読み方|幽☆遊☆白書スタートでラストはてんで性悪キューピッド

おすすめの読み順は…

  1. 幽☆遊☆白書
  2. HUNTER×HUNTER
  3. レベルE
  4. 狼なんて怖くない!!
  5. てんで性悪キューピッド

の順番です。

理由と作品の大まかな内容について解説してきます。

最初は『幽☆遊☆白書』!

>30年の時を超えても大人気!

不良の中学生「浦飯幽助」が閻魔様も予想しなかった死に方をして霊界探偵としてよみがえり、妖怪たちとのバトルへと発展。

最終的は魔界にまで進出するオカルト、ファンタジー、バトル、アクション、ドラマが詰まった傑作漫画『幽☆遊☆白書』。

こちらが最初なのはやはり読みやすいからです。

私自身最初に本作を読んだときは小学生でしたが読みやすく、熱中しました。

のめり込みすぎて親に単行本を隠されました。

もちろん分からない単語や文脈、刺激が強すぎる部分もありましたが、週刊少年ジャンプで連載されていただけあって子供も読み進められる内容かと思います。

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二番目は『HUNTER×HUNTER』

>キメラアント編がトラウマな人は多い

HUNTER×HUNTER』の方が幽☆遊☆白書よりライトです、最初の方は。

父親に会うためにハンターを目指す少年が厳しい試験・戦いに身を投じ、仲間を得て、強くなっていきます。

ただグリードアイランド編のあとくらいから残酷な描写がかなり増え、キメラアント編でトラウマになった人も多いので読むのなら二番目。

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三番目は『レベルE』

レベルE』はいわゆる宇宙人や宇宙生物にまつわる作品です。

文字数が多く、幽☆遊☆白書のようなアクションはほとんどありません。

それでもファンからの評価は高く、刊行後10年以上経ってからアニメ化されるほど愛されています。

絵柄がちょっと粗くて写実的、文字も多いので敬遠する方もいるかと思いますが、ぜひ1巻の日記も飛ばさず延々と読んでいってほしいです。

笑えます。

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四番目は『狼なんて怖くない!!』

狼なんて怖くない!!』はデビュー作も入った短編集です。

表題作、あと「オカルト探偵団」2つ、「HORROR ANGEL」、「とんだバースディプレゼント」が収録。

時代と若さを感じられる作品ですが、幽☆遊☆白書の幽助やレベルEに出てくる原色戦隊カラーレンジャーに通じる味があります。

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ラストは『てんで性悪キューピッド』

最後となる『てんで性悪キューピッド』。

サキュバス的な悪魔が女性に興味のない中学生をオトすために奮闘するといういわゆるラブコメ。

こちらは冨樫さんがあまり自分の作品だと言いたくないもののようなのでラストです。

『ヘタッピマンガ研究所R』でこの作品について聞かれたとき、はぐらかしていました。

冨樫義博の中でてんで性悪キューピッドはなかった事になっている

冨樫さんの中で『てんで性悪キューピッド』はなかった事に(『ヘタッピマンガ研究所R』(村田雄介著、2011年、集英社)step16より引用)
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【応用編】好きな作品別おすすめの読み方

>同人誌の入手は困難…!

応用編でご紹介した作品のどれを読むかは、冨樫さんの作品の中でどれが好きかにもよります。

そのため「〇〇が好きならコレ!」という風におすすめしていきます。

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『幽☆遊☆白書』が好きなら『先生白書』と画集

幽遊白書画集+先生白書書影
幽遊白書画集先生白書の書影

先生白書』は冨樫さんの元・アシスタントの味野くにおさんが描いた作品。

幽☆遊☆白書~レベルE連載当時の冨樫さんの様子や集英社での扱いがどうだったかなどが描かれています。

人気作品になると作品はより作者の手から離れるのだなと分かりました。

あと冨樫さんの人柄の良さ、作品に対するストイックさも存分に描かれていて「さすが我らが冨樫先生」と何だか嬉しくなるはず。

幽☆遊☆白書画集』はファンにとっては嬉しいものだし素晴らしい出来だと感じます。

ただ冨樫さんはカラーが好きでないからか、解説部分で「彩色の所要時間10分。けどやる気になるまで10時間。」「とにかく色は嫌い。いいのかこんな事ここで言って。」などとおっしゃっていて、若干「求めすぎてすみません」という気持ちも湧きます。

あと『幽★遊★白書 公式キャラクターズブック 霊界紳士録』というガイドブックもあります。

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『HUNTER×HUNTER』が好きなら「ヒソカの物語」

>この才能、特質系

ヒソカの物語は石田スイさんとの対談と合わせて読むことをおすすめします。

冨樫さんがHUNTER×HUNTERという物語とどう向き合っているかが少し分かります。

ネームだけですが、”ネームの真理に最も近い男”(『ヘタッピマンガ研究所R』内、村田さん談)リスペクトだからOK。

HUNTER×HUNTERのガイドブック『HUNTER×HUNTERハンター協会公式発行ハンターズ・ガイド』もあります。

ハンター協会発行という文字がファン心をくすぐりますよね。

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冨樫さんの作品制作に興味があるなら『ヘタッピマンガ研究所R』、対談

ヘタッピマンガ研究所R』は村田さんが作品制作について冨樫さんに聞いて答えてもらう話がSTEP15~17に収録されています。

面白くない映画を観てどうすれば面白くなるか考えるとか、漫才形式で物語を作っていくといった話への反響が多かったです。

あと冨樫さんがアシスタントさん向けに作ったというネームの作り方の虎の巻が読みたいというファンも。

また、冨樫さんは同業者の方と何回か対談をなさっています。

冨樫さんの作品制作にかける熱量が伝わってきます。

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冨樫家の仲の良さが知りたいなら絵本、同人誌

冨樫さんの奥様は武内直子さんという漫画家で代表作に『美少女戦士セーラームーン』(講談社)があります。

こちらも幽☆遊☆白書同様に人気作品で社会現象となり、現在に至るまで愛されています(ご存知かと思いますが念のため)。

こちらの夫妻の仲睦まじい様子は『HUNTER×HUNTER』や『美少女戦士セーラームーン完全版』のおまけページでも分かります。

ただもっと読みたい場合、絵本や同人誌もあります。

冨樫家の絵本と同人誌
冨樫家の絵本と同人誌(左から『おおぼーぬー と ちぃぼーぬー』書影、『’98社会復帰宣言』表紙、『週刊 冨樫帝国 No.37・38合併号』表紙より引用)

絵本『おおぼーぬー と ちぃぼーぬー』は二人がお子さんのために作られた本なので子供向けのほんわかした出来。

同人誌の方は次のようなものが確認できました。

同人誌『’98社会復帰宣言』は新連載を前にした冨樫さんに竹内さんが質問をして回答したり、”今度こそ逃げずに頑張る”といった抱負を語ったりしたもの。

週刊 冨樫帝国 No.37・38合併号』が出たのは1999年、HUNTER×HUNTERはもう始まっていますよね。

なので休載中に描かれたと推察されます。

主に竹内さんが冨樫さんについて描いた漫画、HUNTER×HUNTERの設定資料なども収録。

若干の下ネタなども含まれています。

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『幽☆遊☆白書』のイメージが多少変わってもいいなら『ヨシりんでポン!』

ヨシりんでポン!』は『幽☆遊☆白書』という作品は実はドラマだったという設定の同人誌。

あとがきなどを見る限り、これは幽☆遊☆白書のイメージを崩したくない編集部の方で止められたから同人誌という形態になったのだなと察せられます。

連載終了直後の夏コミに突如現れた本人が配布されたそうで、現在もオークションなどでたまに姿を現します。

高額です。

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商業誌ではない作品を読みたいならその他の同人誌

冨樫さんは多趣味で、上でご紹介した絵本ラストに掲載されている趣味はボーリング、ビリヤード、ダーツ、ジョギング、古書、カード、POP収集、美術、映画鑑賞、読書等。

ただHUNTER×HUNTERの中にはパワプロネタ(そういえばコラボもしていた)が出たり、バイオハザードの同人誌に参加していたりします。

ゲーム好きなのも間違いありません。

商業誌は全部読んだという方は冨樫さんの”好き”に深く関わる同人誌やゲーム関連書籍もおすすめです。

同人誌『ワンダフリャカプコン』、『バイオハザード3ラストエスケープ 公式ガイドブック脱出遂行編』(1999年、カプコン)にバイオハザードの絵や文を寄稿されています。

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冨樫さん関連のものなら何でも見たい派は帯、イメージキャラクター、Twitter

とは他の漫画家さんの単行本下についているもの。

冨樫さんが描いた帯は作品の核心を端的に突くようなものだったり、隠れた魅力が発見できるものだったり、作品の価値を引き上げます。

『高台家の人々』3巻と『群青のマグメル』1巻の帯
森本梢子著『高台家の人々』3巻と第年秒著『群青のマグメル』1巻の帯より引用、矢印は追記

冨樫さんは自身の出身地である山形県新庄市のイメージキャラクター「かむてん」をデザインされています

画像を見た感じ、かむてんおよび人たちは『幽☆遊☆白書』のときくらいの作風ですね。

山形県新庄市イメージキャラクターかむてんイラスト

山形県新庄市イメージキャラクターかむてんイラスト(新庄市公式サイトより引用)

Twitterは主に『HUNTER×HUNTER』の原稿の一部を淡々とアップしていくものですが、連載再開を待ち望んでいた読者にとって何よりもうれしい報告でした。

背景や吹き出しがほとんどですがたまに人が出ることもあります。

連載再開、単行本発売でどれがどのコマだったと当てるファンも多そうです。

そういった小ネタも提供してくれる冨樫さん、今後の活躍も楽しみです!

>「誰? ねぇ…… 誰なの?」(ゴールデンカムイ風)

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>黒ひげvsハートの海賊団の勝敗考察<

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まとめ

冨樫義博さんの作品や関係するメディアなどをご紹介してきました。

さらに読み方の順番として、最初に冨樫さんの漫画を読んだら好きな作品の関連本を読み、もっと知りたくなったら同人誌やインタビュー記事、絵本などがいいと解説。

また、休載がつづいて「冨樫仕事しろ」なんて世間で言われることもありましたが、調べてみて改めて「いっぱい仕事してる!」と分かりました。

これからもお体に気を付けて末永く執筆活動をつづけていってほしいです。

以上、「【25作品】冨樫義博の天才っぷりをもっと知りたい人へ!本人執筆同人誌や元アシスタントが描いた漫画や小ネタを紹介」をお伝えしました。

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