漫画『呪術廻戦』の伏黒恵は、式神を使役して戦います。
渋谷事変編までは10種類中7種が分かっていましたが、死滅回游編の218話、233話にて新たな式神が登場。
これで少なくとも10種類の式神が出そろったことになりますが、10種コンプリートで何かが起こるのではないでしょうか?
この記事では判明している十種影法術の全ての種類を紹介し、10種類揃ったことで起こる宿儺復活の可能性を考察!
※2023年の十種影法術が出そろっていないときに書いた記事に適宜追記しています。
スポンサーリンク伏黒恵の術式「十種影法術」とは?
漫画『呪術廻戦』(芥見下々著、集英社)に登場するキャラクター「伏黒恵」は先天性の才能によって術式「十種影法術」(とくさのかげぼうじゅつ)を使えます。
十種影法術とは調伏した(手なずけた)式神のみが使える術式で、種類は全10種類。
10という数は単行本6巻の補足ページに明記されていました。
渋谷事変編までで7種類まで判明し、そして死滅回游編にて新たに3種、鵺と渾と虎葬(おそらく)の嵌合獣「顎吐」(あぎと)が登場!
スポンサーリンク十種影法術の元ネタは十種神宝だから集めると宿儺が復活?
十種影法術の元ネタは『先代旧事本紀』に登場している「十種神宝」。
十種神宝(とくさのかんだから)は、『先代旧事本紀』「天孫本紀」(巻3)に天璽瑞宝十種(あまつしるし-みずたから-とくさ)として登場する10種類の宝物。記述によると饒速日命(にぎはやひのみこと)が天降りする際に、天神御祖(あまつかみみおや)から授けられたとする。
Wikipediaより一部引用
Wikipediaにも十種神宝は十種影法術の元ネタと書いてあります。
この十種類の宝物を祝詞とともに使うことで病気治癒、死者蘇生などの効力を発揮するそうです。
魔虚羅の力なんてまさにそうですよね。
つまり、死滅回游編では今、宿儺が伏黒の体に入っているため、この十種影法術が全て揃った結果、宿儺が生き返りの力を手にする可能性があります。
すでに肉体は手にしているようですが、この力で何をするのか…不穏な感じしかしませんね。
スポンサーリンク十種影法術の全10種類を紹介!
伏黒の十種影法術の式神10種類をご紹介!
- 玉犬(ぎょくけん)白と黒→渾(こん)
- 蝦蟇(がま)
- 大蛇(オロチ)
- 鵺(ぬえ)
- 満象(ばんしょう)
- 脱兎(だっと)
- 八握剣異戒神将魔虚羅(やつかのつるぎいかいしんしょうまこら)
- 円鹿(まどか)
- 貫牛(かんぎゅう)
- 虎葬(こそう)
1~6までは6巻補足ページ掲載順、その後は登場順です。
元ネタとなる十種神宝の紋様がどれにあたるかも紹介しています。
今のところ、虎葬の紋様が分かっていませんが、玉犬と魔虚羅が2つずつ使っていたり、大蛇と鵺の紋様が一緒だったりして全ての紋様が使われている状態。
虎葬の式がどれになってもおかしくはありません。
スポンサーリンク式神①玉犬(ぎょくけん)白と黒→渾(こん)
紋様:道返玉(ちかへしのたま、玉犬の白)、足玉(たるたま、玉犬の黒)→渾は二つ持ち
特徴:玉犬は二匹とも犬の姿。「白」は2巻で破壊されたため、それ以降は「黒」しか登場しなかったが、6巻にて二匹の力を持つ「渾」が登場。
タフで鼻がきくグッボーイ。
式神②蝦蟇(がま)
紋様:沖津鏡(おきつかがみ)
特徴:蝦蟇は舌で攻撃を防いだり、敵を捕まえたりするサポート向きの力を持つ。
蝦蟇+鵺で作った不知火底という羽の生えた蛙あり。
式神③大蛇(オロチ)
紋様:生玉(いくたま)
特徴:大蛇は、巨大な蛇で対象を丸呑みする力があるも、こちらも2巻で宿儺に破壊されてしまった模様。
式神④鵺(ぬえ)
紋様:生玉(いくたま)
特徴:鵺は、帯電する翼は攻撃と防御両方に役立つほか、飛べるし力持ちなので、移動や運搬などサポート面でも活躍している。よく見ると顔がおっさんっぽい。
式神⑤満象(ばんしょう)
紋様:辺津鏡(へつかがみ)
特徴:満象は大量の水を出す、押しつぶすという力あり。
式神⑥脱兎(だっと)
紋様:品物之比礼
特徴:脱兎は力は弱いけれど量を出せる式神のため、敵の視界を奪うかく乱作戦でよく使われる。
式神⑦魔虚羅(まこら)
紋様:八握剣(やつかのつるぎ)、蛇比礼(へびのひれ)
正式名称:八握剣異戒神将魔虚羅(やつかのつるぎいかいしんしょうまこら)
特徴:歴代の十種影法術の術師たちが調伏できないほど強いものの、宿儺には敗れた。
あらゆる技を受けきり、二度は効かないという特徴があり、ダメージを負っても頭上にある法陣が回ると回復。
勝つためには、魔虚羅が初めて見る技で倒しきる必要あり。
式神⑧円鹿(まどか)
紋様:死返玉(まかるかへしのたま)
特徴:円鹿は反転術式で対象を癒す力あり。
式神⑨貫牛(かんぎゅう)
紋様:蜂比礼(はちのひれ)
特徴:貫牛は、距離が離れるほど突進力が上がる牛。
式神⑩虎葬(こそう)
紋様:?
特徴:呪術廻戦233話にて、宿儺が嵌合獣として出した「顎吐」(あぎと)のベースとなった一体(だろうと予想)として五条がこの名前を出した)
虎杖を葬りさるみたいな名前…。
十種目の式神を影絵と十種神宝から考えた(9/4追記、虎だった…)
十種影法術の式神で分かっているのは9種類で、残り一種が不明です。
作中に残されたヒントからその一種を予想します。
まず、十種神宝の紋様で唯一使われていない「品物之比礼」、こちら色々なものを浄化する布だそうです。
さらに、伏黒が式神を呼び出す影絵の手が実在するものばかりなことを考えると、影絵の手があって浄化する力がありそうな動物が残り一種の式神になりそう。
手の影絵がある動物としては、狐、猫、カニ、白鳥、亀、鬼、天狗、女、ハート(人間)等。
全てを浄化するほどの神力がありそうなのはやはり狐とか亀でしょうか。
鬼や天狗は浄化のイメージはありませんが、神が堕ちて鬼や魔になることも神話上のあるあるなので候補の一つになりうるかも。
そしてハートや女、これは意外性があって面白いので大穴として候補に入れたいです。
真人のように人から生まれた呪いもありますし、魔虚羅のような人型の式神もいます。
最後の式神が「人」という展開もありえるのではないでしょうか。
【2023/9/4追記】虎でした。
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まとめ
呪術廻戦に登場する伏黒恵の術式「十種影法術」(とくさのかげぼうじゅつ)の式神全種類についてまとめました。
呪術廻戦218話で登場した「万象」はおそらく「満象」ですが、宿儺がやろうと思えばいつでも10種類目を出すことはできそうです。
そしてそのとき、宿儺の蘇りが起こるかもしれないと予想。
蘇ってほしくはないけれど十種影法術の式神は全て見たい…!
以上、「伏黒恵の術式「十種影法術」全種類紹介!コンプリートで宿儺が生き返る?」でした。
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脚注
↑1 | 2画像とも芥見下々著『呪術廻戦』6巻より引用 |
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↑2 | 画像は引用→玉犬渾47話、蝦蟇97話 、大蛇7話、鵺35話、満象44話、脱兎96話、魔虚羅117話、円鹿218話、貫牛218話より、青枠は追記 |
↑3 | 紋様はサイト「人文研究見聞録」、玉犬は呪術廻戦6巻47話より引用、青枠は追記 |
↑4 | 紋様はサイト「人文研究見聞録」、蝦蟇は呪術廻戦11巻97話より引用、青枠は追記 |
↑5 | 紋様はサイト「人文研究見聞録」、大蛇は呪術廻戦1巻7話より引用、青枠は追記 |
↑6 | 紋様はサイト「人文研究見聞録」、画像は呪術廻戦5巻35話より引用、青枠は追記 |
↑7 | 紋様はサイト「人文研究見聞録」、満象は呪術廻戦6巻44話より引用、青枠は追記 |
↑8 | 紋様はサイト「人文研究見聞録」、画像は呪術廻戦24巻おまけページより引用、青枠は追記 |
↑9 | 紋様はサイト「人文研究見聞録」、魔虚羅は呪術廻戦14巻117話より引用、青枠は追記 |
↑10 | 紋様はサイト「人文研究見聞録」、円鹿は週刊少年ジャンプ2023年18号掲載呪術廻戦218話より引用、青枠は追記 |
↑11 | 紋様はサイト「人文研究見聞録」、貫牛は週刊少年ジャンプ2023年18号掲載呪術廻戦218話より引用、青枠は追記 |